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» 2009年11月05日 11時00分 UPDATE

デザインよし、性能よし、価格よし:Windows 7世代の“欲張り”オールインワンノート――新生「VAIO C」に魅了される (1/3)

デザイン重視のノートPC「VAIO C」が、Windows 7発売とともにフルモデルチェンジ。性能もコストパフォーマンスも兼ね備え、見た目も中身も「実力派」に進化した。

[富永ジュン(撮影:矢野渉),ITmedia]

VAIOの「C」といえば女性向け……ではなくなった!?

tm_0911vaioc_01.jpg ソニー「VAIO C」の2009年秋冬モデル

 14型前後のワイド液晶ディスプレイを搭載した「VAIO C」は、VAIOシリーズの中でも据え置き利用を想定した「大画面ノート」のカテゴリにおいて、最もコンパクト、かつデザインの選択肢が多く、リーズナブルな価格にも配慮したモデルだ。

 これまでのVAIO C(2009年夏モデル以前の呼称は「VAIO type C」)は、鮮やかなピンクやゴールド、ホワイトといったカラーバリエーション、さらにはクロコダイル柄の型押し天面、ユーザーの動作に反応して光るイルミネーション機能、おそろいのカラーや統一感あるデザインが楽しめるアクセサリ類など、主に見た目からのアプローチでラグジュアリーなテイストを好む女性を狙い打ちにしてきた。

 個人的な実感になるが、ソニーのこうしたもくろみは見事に当たったようで、筆者が受けるPCの購入相談では、女性ユーザーのほとんどがVAIO Cを主な候補として挙げていた。一方、予算や用途、メーカーの好感度も含めて最適なのではないかと思い、さらにブラックやホワイトなど男性が持っていても違和感がないカラーを勧めたとしても、男性ユーザーにとってVAIO Cはあまり食指が動かない製品のようだった。その主な理由を聞くと、女性らしさを感じさせるデザインと、平凡なパフォーマンス面を不満点として挙げる人が多かった。

 ところが、Windows 7の一般販売開始とともに投入された2009年秋冬モデルの新生VAIO Cでは、この2つの要素が見事に克服されている。

ユーザー層を広げる新しいボディデザイン

 まずはボディデザインから見ていこう。シルバー箔(はく)押しのVAIOロゴが中央に配置されたグロッシーな天面や、エッジを落として曲線的に仕上げたボディシェイプなどには旧機種の面影も見られるが、前面の絞り込みを強調し、パームレストに天面と同じカラーを基調としたつややかなグラデーションカラーをあしらうことで、洗練されたイメージを加えている。

tm_0911vaioc_02.jpgtm_0911vaioc_03.jpgtm_0911vaioc_04.jpg VAIOオーナーメードモデル限定色のブルーは深みのある光沢ブルーとマットなブラックを組み合わせている(写真=左/中央)。パームレストには繊細なグラデーションカラーが施されている(写真=右)

 また、旧機種と比較すると、液晶ディスプレイを1280×800ドット表示(アスペクト比16:10)の14.1型ワイドパネルから、1366×768ドット表示(アスペクト比16:9)の14型ワイドパネルに変更したことで、HD映像コンテンツとの親和性を高めながら、わずかだが薄型化と軽量化を果たしていることに注目したい。

 ボディサイズは341.3(幅)×233.1(奥行き)×27.5〜38.5(高さ)ミリにまとまっており、横幅は従来より5.5ミリ増えたものの、奥行きは11.9ミリ短縮され、より薄型のLEDバックライトを内蔵することで天面部は1.9ミリ薄い3.6ミリ厚に、ボディ全体の薄さは最厚部で1.3ミリ薄くなった。重量も約2.6キロから約2.4キロに軽量化されている。

 この変更に伴い、液晶ディスプレイを開いたときの画面の高さは約20ミリ低くなり、使用時の見た目もコンパクトさが増した。さらに、液晶ディスプレイの奥行きが本体より短い「レイヤーデザイン」を用いて、閉じたときの薄さを際立たせつつ、ディスプレイの開けやすさにも配慮している。

 以上のようなデザインの大幅な変更により、旧機種の「ぷっくりと丸みを帯びた愛らしいデザイン」から「シャープでユニセックスな落ち着いたデザイン」に大きく印象が変わった。

tm_0911vaioc_05.jpgtm_0911vaioc_06.jpg 左が従来のVAIO type C、右が新型のVAIO C。同じカラーでも新型のVAIO Cはシャープな印象を受ける

 「情熱的」をコンセプトとしたカラーバリエーションも、この印象の変化に一役買っている。店頭販売向けの標準仕様モデルでは、女性に絶大な人気を持つ「ピンク」、クリーンなイメージの「ホワイト」、男性ユーザーを意識した「レッド」の3色を用意。ソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルでは、この3色に加えて、2008年からのトレンドカラーである紫のニュアンスを含んだ深い「ブルー」、ビジネスシーンにも合うモード感あふれる「ブラック」の2色が限定カラーとして用意され、合計5色から好みのカラーを選べるのがうれしい。

 どのカラーもしっかりと主張する鮮やかな色味ながらも、全体的にデザインのソフト感は控えられている。男性だけでなく、あまりにもかわいらしいデザインは気恥ずかしいという女性にも幅広く受け入れられる製品へ変身を遂げたといえる。

tm_0911vaioc_07.jpgtm_0911vaioc_08.jpg VAIO Cのカラーバリエーション。ボディのカラーによって、印象はガラリと変わる。ピンクとブラックでは、同じモデルとは思えないほどだ

tm_0911vaioc_09.jpgtm_0911vaioc_10.jpgtm_0911vaioc_11.jpgtm_0911vaioc_12.jpg ブルーを除く4色(左から、ピンク、レッド、ホワイト、ブラック)は、ボディカラーにマッチしたハンドル付きキャリングケースやBluetoothレーザーマウスがオプションで用意される

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「VAIO C」をSonyStyleで購入する
ブルーとブラックはオーナーメードモデル。価格は9万9800円から。

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「VAIO Cアクセサリ」をSonyStyleで購入する
ボディカラーにマッチしたキャリングケースやBluetoothレーザーマウスが揃う。


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