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» 2009年11月10日 11時00分 UPDATE

それでも9万円台:CULVでは物足りない──それなら、標準電圧版CPU+外部GPUの「HP Pavilion Notebook PC dm3i」はどう?(後編) (1/3)

標準電圧版CPUと外部GPUを搭載し、CULVノートPCより“数倍”高速なHP Pavilion Notebook PC dm3i」のハイパフォーマンスモデル。では、どのくらい高速で快適か、実パフォーマンスやバッテリー駆動時間を検証する。

[岩城俊介(撮影:矢野渉),ITmedia]

CULV版CPU搭載/10万円以下ノートPCのレビュー記事


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CULVノートPCより、かなり快適──パフォーマンスは「別格」

 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)「HP Pavilion Notebook PC dm3i ハイパフォーマンスモデル」のパフォーマンスは、標準電圧版Core 2 Duo SP9300と外部GPUのGeForce G105Mを搭載するのが特徴だ。おそらくCeleron SU2300などを搭載するCULVノートPCとは、“別格”のパフォーマンスが期待できる。

photophotosi_hpdm3i-07.jpg メタルボディが特徴の日本HP「HP Pavilion dm3i(ハイパフォーマンスモデル)」。価格は9万9750円から

 では早速パフォーマンステストを行おう。今回は「PCMark05」「3DMark06」「FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3」のほか、デュアルコアCPUのレンダリング性能を計る「CINEBENCH R10」、新世代のPC/3D総合ベンチマークソフト「PCMark Vantage」と「3DMark Vantage」で計測する。

photophotophoto CPU-Z、GPU-Zの表示結果
ベンチマークテストHP Pavilion dm3iハイパフォーマンスモデル(Core 2 Duo SP9300)(参考)AspireTimeline AS1410(Celeron SU2300)
PCMark05CPU55653001
Memory51113033
Graphics34431064
HDD56284381
3DMark06 1280×768ドット3DMarks2996480
SM2.01115148
HDR/SM3.01119187
CPU Score20411078
FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3Low86651897
High56701345
Windowsエクスペリエンスインデックス(Windows 7)プロセッサ5.73.8
メモリ5.54.7
グラフィックス4.73.2
ゲーム用グラフィックス5.63.2
プライマリハードディスク5.84.9
PCMark VantagePCMarks38562310
Memories26591520
TV and Movies Suites27651636
Gaming Suites29541395
Music Suites47002779
Communication Suites34452357
Productivity Suites32001700
HDD Test Suites35642801
3DMark Vantage3DMark Score(Easy/Performance)E4198/P796
GPU Score(Easy/Performance)4084/624
CPU Score(Easy/Performance)4578/4581
CINEBENCH R101CPU25071283
xCPU46552537
photophoto CULVノートPCと比較したパフォーマンス差(左) Windowsエクスペリエンスインデックス(Windows 7版)の結果(右)

 CULV版Celeron SU2300を搭載する「Aspire Timeline AS1410」(レビュー:いろいろホントに大丈夫?──5万円台の“Light Note”「Aspire Timeline AS1410」を速攻検証 参照)と比較すると、予想通りHDD以外の値に大きな差が表れ、特にグラフィックス関連のパフォーマンスが秀でた。CULVノートPCでは厳しい3Dゲームも、そつなく普通に楽しめるほどの性能を備えている。

 このほか、GeForce G105Mに包括するPureVideo HDやCUDAテクノロジーにより、Blu-rayタイトルやフルHD動画の再生支援や動画・音楽変換の高速化も大いに期待できる。AS1410において両コアのCPU負荷が50〜60%近くに達し、若干のコマ落ちも確認したフルHD(1920×1080ドット)解像度/約17Mbpsの映像コンテンツも、dm3iであれば15%ほどの負荷で問題なくスムーズに再生可能だ。また、AACファイルへの音声データエンコードやMPEG-4 H.264/AVCムービーへの変換などにおいては、おおむねAS1410の半分ほどの時間で処理できる。

photophoto 同じフルHD映像をフルHD対応テレビに出力した時のCPU使用率の違い 左:dm3iハイパフォーマンスモデル/右:Aspire Timeline AS1410
音楽データの処理時間を比較 HP Pavilion dm3i
(標準電圧版Core 2 Duo SP9300)
Aspire Timeline AS1410
(CULV版Celeron SU2300)
CDDA→Appleロスレス 6分51秒 7分40秒 約110%
Appleロスレス→AAC(256kbps VBR/44.10kHz) 2分55秒 5分51秒 約200%
※iTunes 9.0.2.25を使用
※ソースはRoutes To Riches「Mama's Gus」(全17曲)
※光学ドライブはアイ・オー・データ機器「DVRP-U8XLE」(USB 2.0外付け型)を使用

動画データの処理時間を比較 HP Pavilion dm3i
(標準電圧版Core 2 Duo SP9300)
Aspire Timeline AS1410
(CULV版Celeron SU2300)
フルHD/17MbpsのMPEG-2→フルHD/17MbpsのMPEG-4 H.264/AVC(AVCHD) 9分2秒 22分45秒 約251%
フルHD/17MbpsのMPEG-2→640×480/2MbpsのMPEG-4 H.264/AVC(iPhone用設定) 4分7秒 9分51秒 約239%
DVD MovieWriter Ultimate 2010(体験版)を使用
※サンプルソースは180秒(3分)のフルHD/約17MbpsのMPEG-2データ(場面遷移と動きのある実写撮影)

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