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Windows 7/Snow Leopardでも使える:液晶ディスプレイとプリントの色を合わせたい!――「EIZO EasyPIX Ver.1.1」でカラーマッチング事始め (1/3)

画面と印刷の発色が合わないからといって、やみくもに画像データをレタッチしたり、設定をいじくり回すのはむしろ逆効果になることも多い。それでは、一体どうすればいいのか? 一番いい方法は、カラーマネジメント対応の液晶ディスプレイを導入することだが、個人ユースであれば、もっと手軽な方法もある。それは……。

画面と印刷の色はどうして合わないのか?

tm_0911easypix01.jpg 写真データを液晶ディスプレイに表示し、家庭用インクジェットプリンタで印刷した例。ディスプレイもプリンタも初期設定のまま使うと、画面と印刷の色はかなり違ってしまう。これは各機器の画質に問題があるわけではなく、カラーマッチングが正しく行われていないからだ

 「写真の色が液晶ディスプレイの画面上とプリントした紙ではまったく違ってしまう」――デジタルカメラで撮影した写真データをPCに取り込んでディスプレイに表示し、印刷した経験がある人ならば、誰もが一度はこうしたトラブルを体験しているのではないだろうか?

 PCはもとより、デジタルカメラ、液晶ディスプレイ、インクジェットプリンタといったカラーイメージング機器の高性能化と低価格化により、一般家庭でも簡単にデジタルフォトを楽しめるようになったが、撮影した写真データを自分が意図した通りの色で表示・編集・印刷するのは難しい。なぜなら、カラーイメージング機器は、それぞれ再現できる色の範囲や発色の傾向が異なるからだ。

 こうした色のズレを抑えるには、異なるカラーイメージング機器や画像処理ソフトの間で色の情報を正しく伝達し、同じ画像データを扱う場合にほぼ同じ色が再現できるように調整する「カラーマネジメント」が必須となる。ナナオはカラーマネジメントに対応するプロフェッショナルおよびハイアマチュア向けの液晶ディスプレイ「ColorEdge」シリーズを開発し、早くからこの分野に取り組んできた。ColorEdgeは出版や印刷業界を中心に数多く導入され、好評を博している。

 ただし、ColorEdgeは厳しい業務用途に耐えうる品質を確保するため、独自の高画質化技術が多数盛り込まれ、工場出荷の前に1台ずつRGBのガンマカーブや表示ムラをすべての表示階調で調整するなど、生産にかなりの手間暇がかかっており、汎用のPCディスプレイに比べると、どうしても導入コストがかかってしまう。また、ColorEdgeの操作性は洗練されているが、用途に合わせて最適なカラーマネジメント環境を整えるためには、ユーザーにもある程度の専門知識が求められる。

 個人でデジタルフォトを扱うならば、もっと価格を抑えつつ、簡単に色合わせが行える手段が欲しいと考える人は少なくないだろう。

進化したカラーマッチングツール「EIZO EasyPIX」に迫る

 そこで、ぜひチェックしたいのが、幅広いユーザーに向けたナナオの液晶ディスプレイ用カラーマッチングツール「EIZO EasyPIX(エイゾー イージーピックス)」(以下、EasyPIX)だ。専用の測色センサー「EX1」と調整ソフトウェア「EIZO EasyPIX Software」(以下、EasyPIX Software)を組み合わせたオールインワンパッケージで、カラーマネジメントの専門知識がなくても、ディスプレイの色調整が簡単に行える。

tm_0911easypix02.jpg 測色センサー「EX1」と調整ソフトウェア「EIZO EasyPIX Software」を組み合わせたナナオのカラーマッチングパッケージ製品「EIZO EasyPIX」

 EasyPIXはナナオ製液晶ディスプレイ専用のカラーマッチングツールとして2008年11月に発売された製品だ。「液晶ディスプレイの表示と印刷用紙のカラーマッチング」「写真観賞用に最適な発色」「Web表示など一般的な用途向けの発色」という3つの目的に合わせて液晶ディスプレイの色を調整できる。標準価格は1万9800円と測色センサー付きのカラーマッチングツールとしてはリーズナブルで、同社直販サイトのEIZOダイレクトでは対応ディスプレイとのセットで大幅な割引になるケースもあり、同時購入するユーザーも多いという。EasyPIXの詳細は、以下の記事で紹介しているので、併せて参照してほしい。

 このように、EIZOディスプレイのよきパートナーとして愛用者が増えつつあるEasyPIXだが、販売開始から1年を迎え、EasyPIX Softwareのバージョンアップが行われることとなった。最新版の「EIZO EasyPIX Software Ver.1.1」は、2009年11月25日の15時よりナナオのWebサイトでダウンロード配布が開始される予定だ。

EasyPIX Software Ver.1.1の主な強化点

(1)測色センサーを使わないマッチングが無償で利用可能

(2)測色センサー(EX1)を使ったマッチングに紙白設定機能が追加

(3)再調整機能の追加で定期メンテナンスを簡便化

(4)FlexScan EV2334W/EV2333Wに対応(Windows版のみ)

(5)Windows 7、Mac OS X 10.6 Snow Leopardをサポート



 バージョンアップの主な強化点は上の囲みにまとめたが、最大の特徴は何といっても、無償で利用できるマッチング機能が追加されたことだ。パッケージを購入しなくても、対応ディスプレイ(下表を参照)のユーザーであれば、ソフトウェアをダウンロードするだけでセンサーを使わないマッチング機能が試用できるようになる。ソフトウェアの使用期限などは特に設けられておらず、タダでじっくり試してから、パッケージ版の導入を検討できるのはうれしい。

 パッケージ版のユーザーについては、EasyPIX Software Ver.1.1を導入することで、目視での色合わせ前に、用紙の白色をセンサーで測定してより短時間で調整しやすくする機能や、以前セットした同じ目標値で再調整が行える機能が追加される。また、新機種の「FlexScan EV2334W」と「FlexScan EV2333W」に対応(Windows版のみ)し、最新OSのWindows 7およびMac OS X 10.6 Snow Leopardでの動作をサポートしたのも見逃せない。つまり、バージョンアップによって、より多くのユーザーが活用できるようになったのだ。

EasyPIX(Ver.1.1)の対応機種
シリーズ モデル名
FlexScan SX3031W、SX2761W、SX2462W、SX2461W、S2433W、S2432W、S2242W、S2232W、EV2334W、EV2333W
ColorEdge CG301W、CG243W、CG242W、CG241W、CG222W、CG221、CG220、CG211、CG210、CE240W、CE210W
※SX2461W-Uは非対応。EV2334WとEV2333WはWindowsのみ対応し、DDC/CIに対応した環境(グラフィックスカード、ドライバ)が必要。ColorEdgeは付属ソフト「ColorNavigator」の利用を推奨

tm_0911easypix03.jpg 「FlexScan EV2334W-T」に測色センサーを装着した様子。豊富な高画質化機能に加えて、人感センサーを用いた省エネ機能「EcoView Sense」も備えている

 今回はEasyPIXの強化点をチェックしていく。組み合わせた液晶ディスプレイは、2009年12月12日に発売される予定の新モデル「FlexScan EV2334W-T」だ。1920×1080ドット表示(フルHD対応)の23型ワイド液晶ディスプレイで、ナナオ独自の解像度強調技術「Power Resolution」を初めて搭載している。独自のチューニングにより、画像の解像感を3段階で強調でき、低解像度から高解像度のコンテンツまでクリアな映像を実現しているのが魅力だ。

 ゲームやアニメの映像向けにコントラスト感を強調する専用のガンマモード「Power Gamma」、強度を3段階に設定できるオーバードライブ機能、そしてHDMI入力の装備など、動画コンテンツ向けの新技術が光るモデルだが、EasyPIXをサポートすることで、静止画の表示や編集といった用途もカバーできる汎用性の高い1台に仕上がっている。広色域の表示には対応しないものの、VA方式の液晶パネルや10ビットガンマ補正機能の採用により、sRGB色域の色再現性は高い。

 それでは、次のページでは注目の無料で行えるマッチング機能から見ていこう。

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提供:株式会社ナナオ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年3月31日

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