汎用ファンではめずらしく、複数のショップに注目モデルとして挙げられたモデルが登場した。アイネックスの「OMEGA TYPHOON」シリーズに属する、12センチファン「CFZ-120PM」と、8センチファン「CFZ-80PM」で、価格は順に2000円前後から2400円、1800円から2200円となる。
OMEGA TYPHOONシリーズは、羽根に複数のくぼみを持たせるディンプル加工を施しており、羽根全体も丸みを持たせているのが特徴。乱流を防いで、スムーズな送風ができるように工夫している。
このうちCFZ-120PMとCFZ-80PMは、ファン本体に4ピン端子を備えており、ここに付属する3本のモジュラーケーブルのうち1本を接続することで動作モードを変えられる特徴を持つ。片端も4ピンの白いケーブルを使うとPWMモードで動作し、汎用の大型4ピンの赤いケーブルなら920rpm前後の低速、大型4ピンの青いケーブルなら400rpm前後の超低速となる。
パソコンハウス東映は「電源ユニットだけでなく、ファンにもプラグインの時代がきたという感じですね。しかもケーブルによって動作が変わるというのも面白いです。例えば、ケース全体のエアフローを調整するなら青いケーブルでつないで、特定のパーツを冷却するなら白いケーブルを使うといった、ハイレベルな汎用利用が可能です」と話していた。
そのほか、サイズからも12万時間の長寿命をうたう「KAMA Flow 2」シリーズが登場している。12/9/8センチそれぞれに、標準と静音、調整音モデルをラインアップしており、計9モデルが各ショップの店頭に並んでいる。回転数による価格差はなく、12センチモデルが1400円前後、9センチモデルが1100円前後、8センチモデルが1000円弱で売られている。
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