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» 2009年12月16日 11時00分 UPDATE

VAIO 2009年冬モデルロードテスト:第5回 晩秋の“さっぽろテレビ搭”でガクブルした、「VAIO T」の画面と電池 (1/2)

ハイスペックなAVモバイルノートPC「VAIO T」は、仕事もプライベートも、本当に“いつでも携帯”できるメインPCだ。VAIO Tの新モデルに乗り換えて何がよかったか、晩秋の肌寒い札幌・大通公園で検証してみた。

[太田百合子,ITmedia]

自分が“オバケ”に見えない「VAIOディスプレイプレミアム」

si_vaioprt-5-09.jpg 札幌市の大通公園、当日は紅葉がきれいでした

 北海道は札幌市、大通公園。ここは“さっぽろ雪まつり”(2010年は2月5日に開幕)のイベント会場としても知られる、札幌市内屈指の観光スポットの1つだ。その大通公園の東端に、札幌を代表するランドマークである“さっぽろテレビ塔”がある。なお、札幌圏におけるテレビ放送送信施設は手稲山にあるようで、実際にはここから電波が飛んでいるわけではないようだが、せっかくなのでさっぽろテレビ塔を目の前に、VAIO Tでテレビ(ワンセグ)と紅葉をまったり見ながら、ディスプレイやバッテリー駆動時間をチェックしてみよう。

 VAIOの液晶ディスプレイは、大きく分けて“VAIOディスプレイ”、“VAIOディスプレイプラス”、そして“VAIOディスプレイプレミアム”の3種類で展開する。中でも今回導入した「VAIO T」(VGN-TT53FB →価格を調べる 以下、新VAIO T)の11.1型ワイド液晶ディスプレイ(解像度:1366×768ドット)は最上位にあたるVAIOディスプレイプレミアムを実装する。

 VAIOディスプレイプレミアムは、ワイド解像度で高コントラスト、高硬度、広視野角あるいは低反射、広色域そして高輝度のすべてをクリアするディスプレイ──だという。確かに、今まで使用していたVAIO type T(VGN-TZ90NS 以下、旧VAIO T)と新VAIO Tの画面表示の傾向を見比べると、赤や青など、原色の多い写真などが特に色鮮やかに見え、かつ、表面にアンチグレア(非光沢)処理が施されるため、光源や周囲の映り込みも適度に抑えられている。これなら外で使うシーンにもより適していそうだ。


photo カメラのフラッシュ光を真正面から当ててみる。旧VAIO T(左)のクリアブラック液晶はくっきり強く光が反射するが、アンチグレア処理が施された新VAIO T(右)のVAIOディスプレイプレミアムは光がほどよく拡散され、強い反射が少ない。この映り込み方の違いが、特に屋外へ持ち出して使用するさいの使いやすさに直結するのだ

 当日はどんよりとした曇りでときどき雨。本当は太陽光下の晴天時にチェックしなければならないとも思うが、筆者が旅に出るとたいていこうだから仕方ない。ともあれ、適度に明るい環境下ではディスプレイの輝度を上げないと表示が白っぽくなる傾向は旧VAIO Tと同じだが、新VAIO Tのディスプレイはその白っぽくなる中でも色彩をはっきりと認識でき、データ放送に表示される文字や、字幕の文字もよりしっかり読み取れる。発色性を含めた視認性がよいので、例えばディスプレイを手で覆って影を作る──ようなことをしなくてもごく自然にPCを扱えるのが特に好印象だ。

 そして、ディスプレイへの“映り込みの少なさ”が圧倒的に違う。外で使うシーンにおいて、新VAIO Tにしてよかった──ともっとも実感したのはこの部分だ。旧VAIO Tに実装するクリアブラック液晶も、高コントラストで色鮮やかな表示を実現していたが、表面はつややかなグレア(光沢)パネルであり、外光や周囲の映り込みは以前からかなり気になっていた。真夜中ひとり、画面に反射した自分の顔でびっくりするのはもうたくさんなのである。

 その点新VAIO Tのディスプレイの映り込み具合は、反射する対象物の影がぼんやりと見える程度で、はっきりとした輪郭までは映り込まない。グレアパネルとアンチグレアパネル──単純に仕様の違いを考えるだけでもこの違いはおおむね予想できるわけだが、真夜中の1人部屋はもちろん、屋外で作業する場合において、この効果はかなり大きかった。

Sony Style(ソニースタイル)

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