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» 2009年12月17日 17時58分 UPDATE

UQ、下限380円の新料金プラン導入──「基地局数、来年早々にイー・モバイルを抜く」 (1/2)

当初「“つながれば”快適だが……」とも揶揄されたモバイルWiMAXサービス。新料金プランの開始とともに「弱点はエリアだけ。毎月1000局ほど基地局を増加できる体力が付いてきた」とUQ田中社長が現状と今後の展望を述べた。

[岩城俊介,ITmedia]

下限380円/月の「UQ Flat」、18日開始

photo 「“縛り”がほとんどないUQ Step。業界最安だと、自信を持って投入したい」(UQコミュニケーションズの田中孝司社長)

 UQコミュニケーションズは12月17日、モバイルWiMAXサービス“UQ WiMAX”の新料金プラン「UQ Step」を18日に開始すると発表。同時に、同社田中孝司社長が現状および2010年以降に向けた展望を語った。

 UQ Stepは、従来の定額制プラン「UQ Flat」(4480円/月)、1日利用プラン「UQ 1 Day」(600円/日)に続く、3つ目の料金プラン。基本使用料を380円/月、モバイルWiMAXパケット通信料の上限を4600円/月とし、毎月380円から4980円で利用できることにより、使う月とそうでない月がある/毎月どのくらい利用するか不確定といったユーザー層に向けたプランとして展開する。基本使用料分で、公衆無線LANサービス“UQ Wi-Fi”も無料で利用できる。


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photophotophoto 「UQ Step」詳細と他社データ通信料金の比較。右はMVNO向け卸料金
photo 当初は難航したが、2009年10月より基地局設置数のペースが1000局/月ペースになったという

 2009年7月の商用サービス開始直後は、利用可能エリアがかなり限られる状況だったが、2009年12月15日現在の展開エリアは45都道府県/330市区町村と拡大し、可動済み屋外基地局数も4160局(総務省電波申請済み局数は6278)と、毎月1000局ほど増やせる体勢を整えた。

 「7月〜9月の屋外基地局設置状況は設置機器の障害のトラブルなどで伸び悩んだが、効率のよい設置プロセスの確立とともに10月に大きく改善した。なぜ基地局の建設を急ぐのか──速度、対応機器、そして価格。3Gデータ通信他社と比べ、エリア以外の弱点がないからだ。通信事業者やデバイス、その他に“縛られない”ことを含め、特に今回のUQ Stepは“業界最安”と自信をもって言いたい」(田中社長)

 UQコミュニケーションズのエリア整備は、市街地や住宅地を中心にした屋外基地局設置を第一段階に、サービスエリア内における不感地の対策や駅・高速道路施設の整備を行い、レピータ(WiMAX電波の中継器)の設置による屋内対策や道路・鉄道沿線の整備を行っていく計画だ。首都圏などの大都市圏はすでに超小型基地局やレピータによる屋内対策をより推進する段階に入っており、家庭・小規模オフィス向け「一体型レピータ」や公共施設向け「分離型レピータ」、新型成田エクスプレスなどに搭載する「鉄道車両用レピータ」といった屋内エリアをカバーするための各種中継装置も近く、投入予定としている。

photophoto UQコミュニケーションズのエリア整備計画と首都圏における通信速度状況
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