CESでもPCパーツは忘れずに──最新チップセット搭載マザーとGF100にがぶり寄り2010 International CES(2/2 ページ)

» 2010年01月15日 20時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

GF100は3-way SLIで動作デモを実行

 NVIDIAの展示ブースでは、Fermiアーキテクチャを採用したGF100搭載グラフィックスカードのライブデモが行われていた。ただし、従来のハイエンドGPUでみられた3Dゲームを用いた性能を訴求するデモではなく、NVIDIAのPress Conferenceで紹介された3画面連動の3D Visionデモや、物理演算を多用するムービーを使ったデモなど、その訴求する方向性はこれまでとはまったく異なるのが興味深かった。

 デモシステムでは、3枚のGF100搭載グラフィックスカードで3-way SLIが構築されていた。カードの連結に使われていたSLIコネクタは、従来の3-way SLIで使われていたのものと同様のレイアウトだ。外部電源用コネクタは、8ピンと6ピンが用意され、グラフィックスカードの長さは、ATXフォームファクタのマザーボードの短辺とほぼ同じであることも確認できた。

NVIDIAの展示ブースで、長時間の交渉の末、ようやく“ちょっとだけ”見ることができたGF100搭載グラフィックスカード。3-way SLIへの対応やカードのサイズ、外部電源コネクタが8ピンと6ピンの構成であることが分かる

Antecのギミック満載PCケース

 Antecは、内部レイアウトをユーザーがカスタマイズできるタワー型PCケースや、供給電圧をユーザーがコントロールできる電源ユニットなど、ユニークな機能を持たせたモデルを展示していた。

「LanBoy」は内部レイアウトをユーザーが自由にカスタマイズできる。ケースはステーとメッシュのパネルで構成され、ドライブベイや、電源ユニット、ケースファンの取り付け場所を“組み立て家具”のように移動できるのがポイントだ。オープンベイは5インチ対応が3カ所、シャドウベイは3.5インチ対応が6カ所用意される

Quattro 1200シリーズの新モデルでは、ファンコントローラに加えて、12ボルト系の供給電圧を11.8〜12.2ボルトで変更できるダイヤルが追加される

PCケース「DF-85」はホットスワップができる2.5インチSerial ATAベイと3.5インチSerialベイを用意している。Antecは、この独自ホットスワップ技術を「Fleet-Swap」と呼んでいる

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  5. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
  10. MetaがMR/VRヘッドセット界の“Android”を目指す 「Quest」シリーズのOSを他社に開放、ASUSやLenovoが独自の新ハードを開発中 (2024年04月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー