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» 2010年01月18日 12時30分 UPDATE

2010年PC春モデル:Core i3/i5/i7と広色域16.4型フルHD液晶を備えたハイグレードノート――「VAIO F」

AV機能重視のノートPC「VAIO F」は、ダブル地デジチューナーやダビング10対応のテレビ機能を継承したうえで、クリエイティブ用途までカバーする仕様強化がなされた。

[ITmedia]

フルモデルチェンジでクリエイティブ用途にも対応

tm_0118vaiof01.jpg VAIO Aのエッセンスを取り入れた新生「VAIO F」(カメラは別売)

 「VAIO F」は、16.4型ワイド液晶ディスプレイを搭載するAV機能重視のノートPCだ。2010年春モデルではフルモデルチェンジを行い、ボディデザインの一新をはじめ、CPUやチップセットの世代交代、GPU向けプログラミング統合開発環境「NVIDIA CUDA」と独自ソフトを組み合わせた高速映像編集もサポートするなど、大幅な仕様強化が見られる。

 店頭販売向けの標準仕様モデルは、ボディカラーやCPUなどのスペックで差を付けた3モデルを用意。発売予定日は1月23日だ。モデル名と予想実売価格は、上位から順に「VPCF119FJ/BI」が24万円前後、「VPCF118FJ/W」が19万円前後、「VPCF117FJ/W」が17万円前後となっている。

 3モデルともダブル地デジチューナーによる高度なテレビ機能を2009年秋冬モデルから継承しているほか、最上位のVPCF119FJ/BIはハイエンドノートPC「VAIO A」譲りの広色域ワイド液晶ディスプレイ、クアッドコアのCore i7、NVIDIA CUDAによる高速映像編集という3つの要素を備え、クリエイティブ用途向けモデルの「VAIO Creation Line」に位置付けられている。

45ナノのクアッドコアCore i7と広色域液晶を備えた最上位機

 VPCF119FJ/BIはCPUにクアッドコアのCore i7-720QM(1.6GHz/Intel Turbo Boost Technology利用時は最大2.8GHz/3次キャッシュ6Mバイト)を採用。ハイパースレッディング(HT)によって、同時に8スレッドを処理できる。VAIOノートにクアッドコアCPUが搭載されたのは、今回が初めてだ。

 チップセットはIntel PM55 Express、メインメモリは4GバイトDDR3 SDRAM(2Gバイト×2/PC3-10600)、GPUはNVIDIA GeForce GT 330M(専用グラフィックスメモリ1Gバイト)、HDDは500Gバイト(5400rpm)、光学ドライブはBlu-ray Discを搭載する。

tm_0118vaiof02.jpgtm_0118vaiof03.jpg ボディカラーにプレミアムブラックを採用することで、下位モデルと見た目も差を付けている

tm_0118vaiof04.jpg 16.4型フルHD液晶ディスプレイは、Adobe RGBカバー率100%の広色域に対応する

 液晶ディスプレイは1920×1080ドット(フルHD)表示対応の16.4型ワイドパネルを装備。Adobe RGBカバー率100%の広色域に対応し、アンチグレア、低反射コートが施された「VAIOディスプレイプレミアム」を採用する。ディスプレイにはICCプロファイルが適用され、カラーマネジメント対応アプリケーションを使用する際、Adobe RGBの画像をほぼ正しい発色で再現できるとしている。推奨キャリブレーションセンサーはエックスライトの「ColorMunki Photo」だ。

 通信機能は最大送受信速度300Mbpsに対応したIEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを搭載。インタフェース類は、2基のUSB 2.0、eSATA/USB 2.0、4ピン(S400)のIEEE1394、アナログRGB出力、HDMI出力、ヘッドフォン/光デジタル音声出力(丸型)、マイク、FeliCa 2.0、有効画素数31万画素のWebカメラを備える。カードスロットは、メモリースティック デュオ(PRO-HG対応)用、SDメモリーカード(SDHC対応)用、ExpressCard/34用をそれぞれ搭載する。

tm_0118vaiof05.jpg キー間隔を離したアイソレーションキーボードは健在だが、テンキーが追加された

 新設計のボディは新たにテンキー付きキーボードを備え、ボディカラーはプレミアムブラックを採用する。本体サイズは387.2(幅)×263(奥行き)×31〜43.5(高さ)ミリ、重量は約3.2キロだ。バッテリー駆動時間は標準で約2時間、別売のLバッテリー装着時で約3.5時間とされている。

 OSは64ビット版のWindows 7 Home Premiumがプリインストールされる。アプリケーションは、2010年春モデルで新たに追加されたソニーオリジナルの写真・動画管理ソフト「PMB VAIO Edition」とサポートソフト「VAIO Care」を搭載。PMB VAIO EditionはNVIDIA CUDAにより高速な映像編集が行える。VAIO Careは本体に設けられたASSISTボタンを押すだけで、起動することが可能だ。

 そのほか、独自のテレビ視聴・録画・管理ソフト「Giga Pocket Digital」やメディアプレーヤーソフト「Media Gallery」、オフィススイートのOffice Personal 2007や、写真管理・RAW現像ソフト「Photoshop Lightroom 2」、フォトレタッチソフト「Photoshop Elements 8」、ビデオ編集ソフト「Premiere Elements 8」、音楽編集ソフト「DigiOnSound 5 L.E. for VAIO(HDV対応版)」、印刷プラグイン「Epson Print Plug-In for Photoshop」などを備えている。

下位2モデルは32ナノのCore i3/i5を搭載

 VPCF118FJ/WはVPCF119FJ/BIのCPUをデュアルコアのCore i5-520M(2.4GHz/Intel Turbo Boost Technology利用時は最大2.93GHz/3次キャッシュ3Mバイト/HT対応)に、メインメモリを4GバイトDDR3 SDRAM(2Gバイト×2/PC3-8500)に、GPUをNVIDIA GeForce 310M(専用グラフィックスメモリ512Mバイト)に変更したミドルレンジモデルだ。

 VPCF117FJ/WはVPCF118FJ/WのCPUをデュアルコアのCore i3-330M(2.13GHz/Intel Turbo Boost Technology非対応/3次キャッシュ3Mバイト/HT対応)に、光学ドライブをDVDスーパーマルチに変更したエントリーモデルとなっている。

tm_0118vaiof06.jpgtm_0118vaiof07.jpg 下位2モデルのボディカラーはホワイトを採用する

 これら2モデルは、VAIOディスプレイプレミアムより色域が狭いグレアパネルの「VAIOディスプレイ」を搭載しており、カラーマネジメントは考慮されていない。画面サイズは16.4型ワイド、解像度は1920×1080ドットで上位モデルと同じだ。

 通信機能やインタフェース、テンキー付きキーボード搭載のボディデザインも共通化されているが、カラーはホワイトを採用する。バッテリー駆動時間は標準で約2.5時間、別売のLバッテリー装着時で約5時間だ。

tm_0118vaiof08.jpg 液晶ディスプレイの画面サイズや解像度は上位モデルと同じだが、色域や表面処理が異なる。こちらはグレアパネルだ
tm_0118vaiof09.jpg キーボードのデザインは上位モデルと同じだ。キーボードの上部に各種ワンタッチボタンが配置されている

 OSは64ビット版のWindows 7 Home Premiumがプリインストールされる。アプリケーションについては、NVIDIA CUDAが利用できるPMB VAIO Editionや、ボタン1つで起動できるVAIO Careを搭載する一方、Photoshop Lightroom 2やDigiOnSound 5 L.E. for VAIO(HDV対応版)、Epson Print Plug-In for Photoshopは省かれており、Photoshop Elements 8とPremiere Elements 8は30日間体験版となる。

直販モデルは「TransferJet」の内蔵も可能

 なお、ソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルも同時発売される。最小構成価格は11万4800円だ。

 標準仕様モデルよりハイスペックな構成で購入できるのが特徴で、クアッドコアCPUのCore i7-820QM(1.73GHz/Intel Turbo Boost Technology利用時は最大3.06GHz/3次キャッシュ8Mバイト)、最大8Gバイトのメインメモリ、最大512GバイトのSSDや最大640GバイトのHDD(5400rpm)、64ビット版のWindows 7 Ultimate/Professionalなどが選べる。

 また、環境光センサーに連動したバックライト付きの英字キーボード、直販限定カラーのグレー、外部機器とのワイヤレス接続を想定した近距離無線転送技術「TransferJet」、プロ向けの総合クリエイティブスイート「Adobe Creative Suite Production Premium 4」といったメニューも用意されている。

tm_0118vaiof10.jpgtm_0118vaiof11.jpg 直販限定カラーのシルバー

VAIO Fシリーズ店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
VAIO F VPCF119FJ/BI 2スピンドル フルモデルチェンジ Core i7-720QM(1.6GHz) 4096MB(DDR3) 500GB 64ビット版7 Home Premium 24万円前後
VPCF118FJ/W 2スピンドル フルモデルチェンジ Core i5-520M(2.4GHz) 4096MB(DDR3) 500GB 64ビット版7 Home Premium 19万円前後
VPCF117FJ/W 2スピンドル フルモデルチェンジ Core i3-330M(2.13GHz) 4096MB(DDR3) 500GB 64ビット版7 Home Premium 17万円前後
VAIO Fシリーズ店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
VAIO F VPCF119FJ/BI 16.4型ワイド 1920×1080 Intel PM55 BD-R/RE対応Blu-ray Disc GeForce GT 330M 地デジ×2 約3.2キロ
VPCF118FJ/W 16.4型ワイド 1920×1080 Intel PM55 BD-R/RE対応Blu-ray Disc GeForce 310M 地デジ×2 約3.2キロ
VPCF117FJ/W 16.4型ワイド 1920×1080 Intel PM55 2層対応DVDスーパーマルチ GeForce 310M 地デジ×2 約3.2キロ

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