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XPしか使えない企業にもお勧め:クアッドコアCPUに健闘……どころか、ぶっちぎり──最新CPU搭載の「Endeavor MR4000」の実力検証 (1/2)

省スペース+低消費電力を特徴とするエプソンダイレクトのスリムタワーデスクトップPCに、2010年の最新CPUと新プラットフォームを採用した新モデルがいち早く登場。「Endeavor MR4000」と新CPUの実力を早速検証する。

開発コードネーム“Clarkdale”こと、インテルの最新CPUにいち早く対応

photo エプソンダイレクトのスリムタワーデスクトップPC「Endeavor MR4000」

 “省スペース性”と“高性能”を高レベルで両立させた最新スリムタワーデスクトップPC。これがエプソンダイレクトの新モデル「Endeavor MR4000」(以下、MR4000)だ。

 本機は従来より高機能な仕様とスリムボディで定評のあったEndeavor MR3500(レビュー:実力派の省スペースデスクトップPC「Endeavor MR3500」を試す)の後継にあたり、ボディデザインの一新とともに1月8日にインテルから発表されたばかりの最新CPU(開発コードネーム:Clarkdale)にもいち早く対応したのが大きなポイントである。さっそくその詳細を見ていこう。

 エプソンダイレクトのPCは、豊富なカスタマイズメニューで好みや予算に応じて柔軟にオーダーできるのが大きな特徴。このMR4000も、もちろん例外ではない。CPUはインテルのCore iシリーズ、およびその廉価版となるPentium G6950を選択でき、中でも開発コードネーム“Clarkdale”の名で呼ばれていた最新のGPU機能内蔵CPUにいち早く対応している。参考として、MR4000で選択できるCPUのラインアップと主なスペックを下表にまとめた。


モデル名Core i7-870Core i7-860Core i5-670Core i5-661
(評価機に搭載)
Core i3-540Pentium G6950
コア数442222
同時処理スレッド884442
基本動作クロック2.93GHz2.8GHz3.46GHz3.33GHz3.06GHz2.8GHz
ターボ時最大クロック3.6GHz3.46GHz3.73GHz3.60GHz
GPU機能内蔵内蔵内蔵内蔵
GPUクロック733MHz900MHz733MHz533MHz
3次キャッシュ8MB8MB4MB4MB4MB3MB
対応メモリDDR3-1333DDR3-1333DDR3-1333DDR3-1333DDR3-1333DDR3-1066
TDP95W95W73W87W73W73W
新命令AES-NIAES-NI

 このうち、Core i5-670以下の4モデルは2009年1月8日に発表されたばかりの最新CPUである。これらに共通する大きな特徴は、1つのCPU基板にCPUダイとGPUダイ(ダイ:半導体チップ)を搭載した超統合型のCPUであることだ。GPUダイにはメモリコントローラとPCI Expressコントローラも統合している。

 CPU部分は従来のCore i7やCore i5と同じNehalemアーキテクチャを採用するが、クアッド(4)コアではなくデュアル(2)コアとしており、動作クロックはそのぶん高くなっている。なお、1コアにつき2コア分の命令(スレッド)を取り込んで同時に処理するHyper-Threading(以下、HT)テクノロジや、CPUの温度や電力に余裕がある場合にその範囲内で動作クロックを上昇(オーバークロック)させるIntel Turbo Boost Technology(以下、TB)にも対応しており、新Core i5はその両方を、新Core i3ではHTのみ、新Pentiumはどちらも非対応と、ブランドと価格帯ごとに差別化されている。このほか、新Core i5は暗号処理を高速化する新命令「AES-NI」にも対応している。

 GPU部分は「Intel HD Graphics」と呼ばれ、従来のIntel G45 Expressチップセットが内蔵していたIntel GMA 4500MHDに改良を加えたGPUコアである。シェーダ数が10基から12基に増えたことや、Open GL2.1への対応、ハイビジョン動画再生支援機能の強化(デュアルストリーム対応など)などが施されている。

 また、CPU部分は32nmプロセスルールで製造されており、GPU機能を持ちながらもTDP(熱設計消費電力)が73ワット(Core i5-661のみTDP 87ワット)と、GPU機能を持たない従来のCore i7/Core i5よりも低く、システムレベルで見た消費電力が非常に低くなっているのも大きな特徴だ。これは、システムの静音性という面でもかなり期待ができそうである。

photophotophoto 「Core i5-661」を搭載した評価機のCPUスペック詳細。CPU-Z 1.53.3のCPU情報表示画面では、デュアルコアでHTに対応、基本動作クロック3.33GHz、4MBの3次キャッシュなどのスペックが確認できる。アイドル時は省電力機能のEIST(Enhanced Intel Speedstep Technology)により、動作クロックが約1.2GHzに落ちて省電力傾向に、逆に高負荷時はTBにより最大3.6GHzまでオーバークロックして動作する。Core i5-661統合のGPUは動作クロックが900MHzと、他の新Core i5よりも高く、グラフィックス性能が高いことが伺える

最新チップセットを搭載したマザーボードを採用

photo Intel H57 Expressチップセットを搭載するマザーボード。PCI Express x16/x4やHDMI出力、6基のUSB 2.0などのほか、レガシーパーツを望む企業ニーズに応えられるPCIやPS/2、パラレルポートも標準で搭載する(オプションでシリアルポート増設カードのオーダーも可能だ)

 システムの中核となるマザーボードも、最新CPUに対応する最新設計の製品が使われている。

 フォームファクタはMicroATXで、チップセットはCPUと同時に発表されたIntel H57 Expressを採用した。従来のIntel P55 Expressとほぼ同等の機能に加えて、CPUが統合するGPUコアとのインタフェース“FDI(Intel Flexible Display Interface)”とディスプレイ出力機能(アナログRGB/HDMI/DVI/DisplayPort対応)出力機能をサポートしたチップセットだ。

 メモリソケットは4本あり、拡張スロットはPCI Express x16スロットとPCI Express x4スロットが1本ずつ(このほか、レガシーカードを要する法人ニーズにも対応するPCIスロットを2本)備わる構成となっており、インテル製のギガビットLAN(Intel H57内蔵+PHY)、6チャネル出力対応のHDオーディオ機能、IEEE1394a機能をオンボードで搭載する。

 ボディ背面にはディスプレイ出力にHDMIとアナログRGBの2つを標準で装備(HDMI−DVI変換端子も同梱)し、6基のUSB 2.0ポート(前面にも3基)、IEEE1394aポート(6ピン)、有線LAN(ギガビット)、2基のPS/2ポート、パラレルポート、サウンド関連端子など、プライベートにもオフィス用途にも十分と言えるインタフェースをしっかり実装する。別途、オプションブラケットによるインタフェースの増設にも対応し、シリアルポートやeSATAポート、USB2.0×2などをさらに追加できるカスタマイズメニューも用意する。

 主要パーツは、CPUと同様にBTOでの柔軟なカスタマイズが可能だ。メモリはDDR3 SDRAM(PC3-10600 DIMM/Pentium G選択時はPC3-8500相当で動作)に対応し、容量は1Gバイトから8Gバイトまで選べる(32ビットOS選択時は最大4Gバイト。かつ、32ビットOSの制限により使用可能メモリは約3Gバイトまでとなる)。データストレージは3.5インチHDDを最大2基まで可能だ。容量は1Tバイト、500Gバイト、250Gバイトの3種類を用意し、いずれもインタフェースはSerial ATA・300Mバイト/秒、回転速度は7200rpmとなっている。HDDを2基搭載できるため、転送速度の向上が期待できる1TバイトのRAID 0(500Gバイト×2)や、信頼性を高めるRAID 1(250G+250Gバイト/500G+500Gバイト/1T+1Tバイト)とするオーダーも可能だ。光学ドライブはBlu-ray Discコンボドライブ、DVDスーパーマルチドライブ、DVD-ROMドライブの3種類から選択できる。


photo 登場間もない新CPUを選択できる。今回の評価機は、中でもコストパフォーマンスの高いCore i5-661を選択した

 MR4000で選択できるCore i5、Core i3、Pentium G6950は、GPU機能を統合した新CPUであるが、高度な3D描画性能を要する3Dゲームやプロフェッショナルグラフィックス用途で導入する場合は、別途PCI Express x16スロットに装着するグラフィックスカードを選択することもできる(その場合はCPU統合のGPU機能は無効になる。また、GPU機能を内蔵しない最上位のCore i7を選ぶ場合は、グラフィックスカードの搭載が必要)。

 グラフィックスカードは、Radeon HD 4650、GeForce GT 220のほか、プロフェッショナルグラフィックス向けのQuadro FX370の3種類を用意する(スリムボディの都合上、いずれもロープロファイルとなる)。このほか、Windows 7のMedia Centerに対応した地上デジタル放送チューナー(PCI Express x4スロットを使用)もカスタマイズメニューに用意される。

 プリインストールOSは全7種類を用意する。Windows 7 Home Premium、同Professional、同Ultimateのそれぞれ32ビット版/64ビット版のほか、法人導入用途に向く、32ビット版Windows 7 Professionalのダウングレード権を利用したWindows XP Professionalを選択できるのも、ユーザーによってはうれしいところだろう。

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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年1月26日

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