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オンキヨーは1月21日、2010年PC春モデル全6シリーズを発表した。同日より直販サイト「ONKYO DIRECT」で受注を開始し、2010年1月23日より店頭でも順次発売する。
今回投入するのは、ノートPC4シリーズとデスクトップPC2シリーズの計6シリーズ。Netbook、CULV版CPU搭載ノートPC、新CPUのCore iシリーズ採用モデル、地デジチューナー搭載の液晶一体型PCなど、現在ニーズのあるカテゴリをまんべんなく網羅する構成ながら、AV機器メーカーである同社ならではの個性的な機能と導入しやすい価格帯で他社製品との差別化を図る考えだ。
ノートPCは、同社が開発したMini PCI Expressモジュール型の地上デジタルチューナー搭載モデルが目を引く。“minimum PC”「C4シリーズ」は、Atom N450や1024×600ドット表示に対応する10.1型ワイドの液晶ディスプレイを採用したよくあるNetbookスタイルだが、この小型軽量ボディにダビング10/録画対応の地デジチューナーを内蔵するのが大きな特徴。テレビ系機能を含めた同社独自のAVコンテンツ統合アプリケーション「PureSpace」も付属する。想定実売価格は5万4800円前後となる。
さらにこのC4シリーズは、地デジチューナーの代わりにAM/FMラジオチューナーを内蔵した個性的なモデルも用意する。付属するラジオアンテナを接続し、ラジオ番組の聴取やMP3録音が可能。録音したデータをiTunesに自動登録し、iPod/iPhoneへ容易に転送できる機能なども備える。ラジオ内蔵モデルの想定実売価格は4万9800円前後と予想される。
CULV版CPUを搭載し、10.6型ワイドの液晶ディスプレイと重量1.4キロの軽量ボディが特徴の「M3シリーズ」もC4シリーズと同じ地デジチューナーを内蔵する。
PCとしての仕様はいわゆるCULVノートPCの流行に沿っており、CPUにCULV版Celeron SU2300、1366×768ドット表示に対応する10.6型ワイドの液晶ディスプレイ、2Gバイトのメインメモリ、250GバイトのHDD、HDMI出力端子、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、重量約1.4キロのボディ、約5.1時間動作するバッテリーなどの特徴を備え、OSに32ビット版のWindows 7 Home Premiumをプリインストールする。発売は2010年2月下旬を予定し、価格はオープン。想定実売価格は地デジ内蔵モデルが6万9800円、地デジなしモデルが5万9800円前後となる。
CULV版CPUやプラットフォーム、ディスプレイの解像度は同じく、一回り大きい13.3型ワイドの液晶ディスプレイを採用した「M5シリーズ」は、ビジネス利用層も想定する構成に仕上げた。重量約1.8キロのボディに約7時間動作するリチウムイオンバッテリー、DVDスーパーマルチドライブを内蔵する仕様とし、Office Personal 2007の同梱とともに、Windows 7 Professionalのダウングレード権を利用したWindows XP Professionalをプリインストールする構成を用意する。価格は6万9800円から。
15.6型ワイドと大型の液晶ディスプレイを搭載するA4ノートPC「R5シリーズ」は、CPUにCore i7-620M、4Gバイトのメインメモリとともに64ビット版Windows 7 Home Premiumで運用できるハイスペック志向のモデルとなる。
ほかのノートモデルと同じMini PCI Expressモジュール型の地上デジタルチューナーを内蔵し、地デジ番組の視聴と録画に対応。32ビット版と64ビット版Windows 7 Home Premiumをニーズに応じてリカバリで切り替えられるセレクタブルOS仕様となっている。
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