はるか遠く“音楽の都”から、CeBIT 2010開幕「前前日」リポートCeBIT 2010(2/2 ページ)

» 2010年03月01日 00時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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台湾ベンダーの実力をCeBITで知る

 欧州における台湾のPCベンダーの勢いは、日本の感覚でいうところの「デルやヒューレット・パッカード」に近いものがある。PCやPCパーツ以外のデジタルガジェットも、携帯プレーヤーからディスプレイ、そして、最近注目を集めているスマートフォンを中心とした携帯電話などが、日本では想像できないほどのボリュームで欧州市場に展開している。

 そういう重要な市場に向けて、台湾のPCベンダーは2010年にどのようなメッセージを発信するのか。日本のユーザーにもその影響は大きいはずだ。彼らのメッセージをはじめとしてCeBIT 2010の情報を、PC USERでは本日より特集ページで紹介していく。

 ……というところで、“まともな”事前リポートならば、ここで会場の風景を撮影した写真を紹介するところだが、例によって「海外取材でまともに目的に到着したためしがない」PC USER海外取材班ゆえ、今回も、会場にたどり着く前のリポートになる。

 ハノーバーからはるか160キロ離れたハンブルクをベースに2時間通勤で取材するのは2009年と同様だが、2010年は、“諸々の事情”でこの記事を掲載することになった日本時間の3月1日零時に、取材する本人はドイツにすら着いていないという状況にある。

 この記事が掲載されるころ、当の本人は“音楽の都”ウィーンの国際空港で乗り換えのために“あたふた”しているはず。この記事に、ウィーン国際空港の風景が掲載されていれば移動は順調。掲載されていなければ、「ああ、今回もトラブルに巻き込まれたんだな……」と哀れんでほしい。

というわけで、個性的な建物が林立するハノーバーのCeBIT会場から2010年もリポートをお届けする。ハノーバーメッセには、「Hall #」とマップに表記されたこういう建物が林立している。遠く離れたプレスセンターとHallの移動は困難を極める。どうも、会期中の天候はすこぶる厳しいようで、移動中に遭難する報道関係者が続出する予感(写真=左)。CeBIT 2010ではTwitterを使ったライブリポートにも挑戦してみようかなっ。ああっ、自分で自分の首をしめたっ(写真=右)

“音楽の都”ウィーンに着いたぁぁぁっ。成田空港で土砂降りの雨がボタボタの雪に変わり、離陸直前に「当機は除雪作業を終えてから出発します」とアナウンスが入ったときは「おいおい、またですか」と思ったが、無事、乗り継ぎのウィーン国際空港へ定刻に着いた。目指すハンブルク、そして、CeBIT会場のハノーバーは、まだ、はるか遠い

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