そのほか、先週はRadeon HD 5000ファミリーの新GPU「HD 5830」を搭載したグラフィックスカードがPowerColorと玄人志向から登場している。価格は2万6000円前後から2万7000円前後。在庫は少数だ。
Radeon HD 5830は同HD 5850のダウンスペックモデルで、ストリームプロセッサ数を1440個から1120個、テクスチャユニット数を72個から56個に減らすなどしてコストダウンを図っている。ただし、コアクロックは725MHzから800MHzへ向上しており、ピーク時の消費電力も151ワットから175ワットに上昇している(アイドル時はHD 5850と同じ27ワット)。
初回に登場した2社2製品のうち、玄人志向の「RH5830-E1GHD/DP/OC」は、コアクロックを825MHzにオーバークロックしている。2製品とも、搭載メモリはGDDR5 1Gバイトだ。
TSUKUMO eX.は「補助電源が2つ必要なのがネックですね。割安なグラフィックスカードを求める人は、消費電力も気にされる場合が多いので、ちょっと微妙な感じです。あと4000円安ければ売れると思いますが……。まあ、しばらくして価格が落ち着くのをウォッチしている人はいると思います」と話していた。
冷却パーツコーナーでは、久しぶりにファンコントローラが注目を集めていた。NesteQの5インチベイ搭載モデル「FanMax NFS-2108B」で、価格は3000円前後。合計8チャンネルのコントローラーを備え、各チャンネルのつまみをフロントパネルに横一列で並べている。左と右の4チャンネルをまとめてオン/オフするスイッチも搭載しているのも特徴だ。ファンコネクタは3ピンとPWM対応の4ピンが接続できる。
T-ZONE.PC DIY SHOPは「8基のファンをまとめて扱えるモデルはめずらしいうえ3000円前後と割安なので、結構ヒットすると思いますね。最近は背面と左側面だけでなく、天面と底面、前面にもファンを増設できるケースが増えています。各パートに2基のファンを加えて、それぞれを左右のチャンネルに振れば、オン/オフボタンを使って段階的な空調レベルの変更もできます。そうやっていろいろと使い方を工夫できるのが楽しいです」と語った。
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