MSIの「効能首選 影音極致」な次世代モデルが“ずらり”と並ぶCeBIT 2010(1/2 ページ)

» 2010年03月02日 11時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 CeBIT 2010の正式開幕前日となる3月1日(現地時間)、設営作業が急ピッチで進む第17ホール(というか第17棟というか)で、MSIは自分たちの展示ブースを報道関係者に公開するプレスカンファレンスを行った。

 会場には、AMDの最新チップセット「AMD 800シリーズ」を搭載したマザーボードや、MSIが2010年の注力ポイントとアピールするゲーミング向けハイエンドノートPC、そして、第3四半期の出荷を目指して開発が進む、3D表示対応ディスプレイを搭載した液晶一体型PCなど、2010年にMSIが投入を予定する次世代モデルが披露された。

立体視の波はAIOとノートにもっ

 液晶一体型PCで注目なのが、第3四半期の出荷を目指して開発中という3D表示対応ディスプレイを採用した「3D AIO」だ。2010年にインテルがリリースした新しいCore i7(ということは、ノートPC向けのArrandaleか)を搭載する3D AIOは、その名が示すように、3D表示に対応する液晶ディスプレイを搭載するのが特徴だ。

展示されていたシステムでは、ディスプレイの垂直同期クロックが120Hzで、GPUにRadeon HD 5730を搭載する。説明スタッフによると、仕様はまだ確定しておらず、第3四半期の出荷時期にあわせて変更するという。そのため、価格もまだ未定とのことだ。

3D表示に対応した液晶ディスプレイを搭載した液晶一体型PC「3D AIO」は、Radeon HD 5830を用いて立体視動画の描画を行っていた(写真=左)。立体視に使う3Dグラスは有線でPCと接続していたが、第3四半期の出荷までには無線で接続する予定だ(写真=右)

ノートPCでも3D表示に取り組む。「GE600」は、NVIDIAの3D Visionに対応し、ワイヤレスの3D Visionグラスを利用することで、立体視動画の表示に対応する

 2010年にMSIが自社製品に積極的に取り入れていくのが、「DYNAUDIO」の技術を取り入れた高品質なサウンドシステムだ。展示されていたDYNAUDIO採用の液晶一体型PCでは、音楽をただ再生するだけでなく、音で“遊ぶ”アプリケーションと使って、高品質なサウンドが利用できるAIOの魅力をアピールしている。

MSIが自社製品に積極的に導入する「DYNAUDIO」の技術を取り入れたサウンドシステムを訴求するため(写真=左)、Wind Top AE2420で音楽編集ソフトなどを実際に操作するデモを紹介している(写真=右)

「フライングではない」とスタッフが語るマザーボード

 マザーボードの展示では、「Big Bang-Trinergy」と3枚の「N275GTX Lightning」による3way SLIや、「Big Bang-Fuzion」と「R5870 Lightning」、「N275GTX Lightning」の組み合わせて“安定して動く”ライブデモなど、最新のハイエンドマザーボードラインアップ「Big Bang」シリーズの各モデルを利用したライブデモが多数紹介されていた。

 また、MSIが「CeBITのマザーボードで最も注目してほしい」というIntel X58 Express搭載、USB 3.0、Serial ATA 3.0(SATA 6Gbps)対応の「Big Bang-XPower」やAMDの最新チップセットを搭載する「890FXA-GD70」「870A-G54」、さらに「890GXM-G65」と「880GMA-E45」が紹介されていた。

「Big Bang-Fuzion」と「R5870 Lightning」、「N275GTX Lightning」の組み合わせて“安定して動く”ライブデモ(写真=左)と、「Big Bang-Trinergy」と3枚の「N275GTX Lightning」による3way SLIのライブデモ(写真=右)

890GXM-G65(写真=左)と、880GMA-E45(写真=右)

890FXA-GD70(写真=左)と、870A-G54(写真=右)

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