「まさかこんなに速いなんて」――SATA 3.0対応SSDがマザー選びの基準を変える!?古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)

» 2010年03月08日 11時13分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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Socket AM3対応mini-ITXマザーに80PLUS GOLD電源など、そのほかの新製品

Sapphire「IPC-AM3DD785G」

 mini-ITXマザー関連では、Sapphireの「IPC-AM3DD785G」も注目されていた。AMD 785Gを搭載するモデルで、価格は1万5000円前後。最大の特徴は、mini-ITXサイズで初めてSocket AM3に対応している点だ。そのほか、DDR3メモリスロット1基とPCI Express x16スロット1基も備えている。また、オンボードでVGAとHDMI出力も可能だ。

 入荷したフェイス秋葉原本店は「TDP 65ワットのPhenom IIやAthlon IIに最適なマザーですね。AMDなら低価格かつ省電力で高性能なCPUが組み込めますから。仕様上はTDP 95ワットや125ワットのCPUも搭載できるようですが、125ワットタイプに関してはケースの冷却性能を高めても、長時間使っているとマザーの基板にダメージがたまるらしいです。95ワット版もやはり冷却に気を配らないと搭載は難しいでしょう。まあ、基本は低消費電力版CPUを乗せる、と覚えてもらえたらと思います」と話していた。

 ストレージ関連では、先々週に登場したOCZの200GバイトSSD「Vertex Limited Edition OCZSSD2-1VTXLE200G」の下位にあたる、100Gバイトの「同OCZSSD2-1VTXLE100G」が出回っている。価格は4万円前後から4万円台半ば。200Gバイトと同じく、リード最大270Mバイト/秒、ライト最大250Mバイト/秒と、SATA IIとしては高速な仕様で、信頼性の高いSandForce製コントローラを採用しているという。パソコンショップ・アークは「RealSSD C300シリーズの影に隠れちゃいましたけど、これはこれで定評のあるモデルです。SSDは電源ユニットと同じでブランド重視派の人も多く、OCZ製品は長らく安定した人気がありますね。それだけトラブルがなく、満足度もまずまず高いのでしょう」と語る。

 その電源ユニットにも、ブランド重視派の人が納得できそうな新製品があった。ENERMAXの定格800ワット電源「MODU87+800W」で、価格は2万7000円弱。1月から定格600ワットと700ワットのシリーズモデルが出回っており、その上位に位置する。シリーズ3モデルともに、80PLUS GOLD認証を取得しているのが特徴の1つだ。メーカーはほかにも定格900ワットと500ワットモデルを用意しているが、まだ店頭入荷は確認していない。クレバリー1号店は「もともとENERMAXは電源の信頼性で人気があるメーカーなので、80PLUS GOLD認証でさらに“ハク”が付いたといったところでしょう。品質の割には高くないですし、CrossFireXやSLIを構築する人に結構売れるかも」とコメントしていた。

 最後はCPUクーラー。ASUSTeKの「Lion Square R2」で、価格は3500円弱だ。9センチファンをフィンで挟んだサイドフロー型のクーラーで、天面に獅子(しし)の顔をデザインしている。2008年5月に登場した「Lion Square」の後継モデルで、LGA1156に対応。また、9000円前後で発売された前モデルから5000円以上値下がりしているのもポイントだ。某ショップは「まあ、前の値段じゃ売れませんでしたから。代理店やメーカーもそれが分かったんじゃないでしょうかね。そして約3500円になったわけですが、確かにこのあたりの価格帯が一番売れるんですよ」と今回の“改良”を評価していた。

OCZの200GバイトSSD「Vertex Limited Edition OCZSSD2-1VTXLE100G」(写真=左)。ENERMAX「MODU87+800W」(写真=中央)。ASUSTeK「Lion Square R2」(写真=右)


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