3月29日14時1分、T-ZONE.PC DIY SHOPがAMDのサーバ向け新型CPU「Opteron 6100シリーズ」の販売を開始した。同CPUは8コアまたは12コア構成で製造プロセスは45ナノメートル、対応ソケットはSocket G43だ。L3キャッシュは12Mバイトとなる。どのモデルも2CPU構成と4CPU構成のシステムに搭載できるのも特徴だ。同店に入荷したモデルは以下の通り。
スペック一覧 | ||||||
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モデル名 | コア数 | クロック数 | L3キャッシュ | ACP(平均消費電力) | 価格 | 販売形態 |
Opteron 6176 SE | 12 | 2.3GHz | 12Mバイト | 105ワット | 16万800円 | バルク |
Opteron 6174 | 12 | 2.2GHz | 12Mバイト | 80ワット | 13万6800円 | リテール |
Opteron 6172 | 12 | 2.1GHz | 12Mバイト | 80ワット | 11万5800円 | リテール |
Opteron 6164 HE | 12 | 1.7GHz | 12Mバイト | 65ワット | 8万6800円 | バルク |
Opteron 6136 | 8 | 2.4GHz | 12Mバイト | 80ワット | 8万6800円 | リテール |
Opteron 6134 | 8 | 2.3GHz | 12Mバイト | 80ワット | 6万1800円 | リテール |
Opteron 6128 | 8 | 2.0GHz | 12Mバイト | 80ワット | 3万2480円 | リテール |
Opteron 6128 HE | 8 | 2.0GHz | 12Mバイト | 65ワット | 6万680円 | バルク |
8モデルのうち、ナンバーの後ろに「SE」が負荷されるのはパフォーマンス重視の消費電力が高いモデルで、「HE」は低消費電力モデルとなる。同店はSE/HEモデルの3モデルがバルク品で入荷していた。
Opteron 6100シリーズを使うには、対応チップセット「AMD SR5600」シリーズを搭載するマザーボードが必要になる。取材した14時直前は入荷が確認できなかったが、当日入荷予定のスーパーマイクロ製「H8SGL-F」と「H8DGU-F」の予価は確定していた。順に3万6980円と5万9800円。
H8SGL-FはシングルソケットのATXマザーで、チップセットはSR5650+SP5100を搭載している。H8DGU-Fはデュアルソケットタイプで、L字型の特殊基板を採用。チップセットはSR5670+SP5100となる。そのほか、対応CPUクーラーはサーマルティクの「CLS0017」が5980円で販売される予定だ。
同店は「さすがに個人向けとは遠い構成なのでヒットというのは難しいでしょうが、世界初の8/12コアだけに注目度は高いと思います。デュアルソケット向けの6コアXeon X5680/X5670は入荷したら取り合いになるような状況なので、今後Opteron 6100がブレイクする可能性もありますけどね」と話していた。
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