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富士ゼロックス、環境に配慮したA3カラーレーザープリンタ「DocuPrint C3350」

» 2010年04月01日 13時30分 公開
[ITmedia]
「DocuPrint C3350」

 富士ゼロックスは4月1日、A3カラーレーザープリンタ「DocuPrint C3350」を発表した。4月6日に発売する予定だ。価格は17万8000円。

 2006年11月に発売された「DocuPrint C3050」の後継機。環境性能の向上に注力し、TEC値を従来機比で65%減の1.29キロワットアワーに、スリープモード時の消費電力を従来機比で77%減の0.9ワットに抑えた。最大消費電力も1118ワットと低い。印刷濃度を3段階から選べるトナーセーブモードの採用や、製品出荷時のプリンタ内部梱包(こんぽう)材の廃止による廃棄物の削減といった配慮も行っている。

 エンジン部は4色の現像ユニットを直列に配置したタンデムエンジンを採用。画像を中間転写ベルトへ一度転写してから用紙に一括転写することで、用紙の搬送距離を短縮して印刷速度を高速化している。印刷速度はカラー/モノクロとも30ppmだ。従来のトナーより定着温度が約20度低い「EA-Ecoトナー」と、熱効率を約15%向上した「低熱容量定着ユニット」を用いており、ウォームアップタイムを15秒以下、スリープモードからの復帰時間を12秒以下に短縮した。

 本体サイズは499.5(幅)×538(奥行き)×406(高さ)ミリ、重量は44キロ以下だ。内部の駆動部やモーター部を支えるデバイスフレームを拡張し、メインフレームの一部と共用する構造によって、タンデムエンジンを搭載しながら横幅の省スペース化を果たしている。ボディは用紙補給やトナー/ドラムの交換を前方から行えるフロントアクセス構造を採用する。

 そのほか、文書中の赤文字に対して、自動で網掛け処理や下線を引いて出力できるカラーユニバーサルプリント機能を搭載。ユーザーによる印字位置調整、USB 2.0で接続したスキャナのプラグ&プレイによるカラーコピーの追加、IPv6対応といった機能も備えている。

 給紙容量は初期状態で標準トレイ305枚、手差しトレイ190枚。インタフェースは100BASE-TX、USB 2.0、EP-Aを装備し、オプションでギガビットイーサネットカードも用意する。メモリについては、標準搭載の256Mバイトメモリに加えて、1Gバイトのメモリを増設でき、セキュリティプリントやプライベートプリントなどが内蔵増設HDDなしで行えるようになった。

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