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» 2010年05月12日 19時01分 UPDATE

「21世紀教室」でデルができること──「Latitude」新製品発表会 (1/2)

デルは「Latitude E5510」「Latitude E5410」「Latitude E4310」と教育市場向けNetbook「Latitude 2110」の発表会を行い、教育現場におけるデルの役割をアピールした。

[長浜和也,ITmedia]

最新Atomプラットフォームに一新された「Latitude 2110」

kn_latitud_01.jpg ボディデザインは従来モデルと同じ「Latitude 2110」

 「Latitude 2110」は教育市場向けのNetbookだ。凹凸パターンが施されたラバー素材でボディ全体を覆い、天面上部に大型の無線LANアクセスランプを取り付けたり、背面パネルに名札ホルダーを用意したりするなど、生徒児童の使用を想定したボディデザインや堅牢性能は従来モデルの「Latitude 2100」と共通する。ボディサイズは265(幅)×187(奥行き)×22.5〜39.9(高さ)ミリ、重さは3セルバッテリー搭載状態で約1.29キロになる。

 外見と本体のインタフェースは従来モデルとほぼ共通だが、内部構成は“Pine Trail”(開発コード名)世代のAtomプラットフォームを採用して、グラフィックスコアを統合したAtom N470(1.83GHz)とIntel NM10 Expressチップセットの組み合わせに一新された。プラットフォームの変更でバッテリー駆動時間も、3セルバッテリー搭載時で約4時間54分、6セルバッテリー搭載時で約10時間13分(いずれもデルの測定結果)と、従来モデルから約27%の向上が確認されたとデルは説明する。

 搭載する液晶ディスプレイのサイズは10.1型ワイドと従来モデルと同様だが、選択できる構成にこれまでと同じ、解像度1024×600ドット(ノングレア、ノングレア+タッチパネル液晶)に加えて、1366×768ドットの光沢液晶が新たに加わった。さらに、HDクラスの映像コンテンツがPine Trail世代のAtomプラットフォームでもスムーズに再生できるように、BroadcomのHDデコードアクセラレータエンジン(Mini PCIスロットに差す)もオプションで組み込める(提供は7月からの予定)。

 このほか、キーボードの耐久性を高めてキートップが取れにくいようにしたり、システム基板に落下センサーを搭載したりするなど、教育現場で生徒児童が使うことを考慮した細かい改善が施されている。ボディのカラーバリエーションは従来と同じ「黒」「赤」「青」の3パターンのままだが、これはワールドワイドでも同様で、これまで日本以外で選べた「緑」「黄」は廃止された。

kn_latitud_02.jpgkn_latitud_03.jpg 本体に搭載されたインタフェース、ラバー素材で覆われたボディなど、外観は従来の「Latitude 2100」とほぼ同じ。ただし、内部構成はPine Trail世代のAtom N470とIntel NM10 Expressチップセットの組み合わせを採用する

“Arrandale”世代Core i5を採用したLatitude Eシリーズ

 「Latitude E5510」と「Latitude E5410」、そして、「Latitude E4310」は、すでに製品が投入されているLatitude Eシリーズのマイナーバージョンアップだ。いずれも、インテルの最新ノートPC向けプラットフォーム「Calpella」(開発コード名)に変更された。Latitude E5510とLatitude E5410は大画面液晶ディスプレイを搭載しながら価格を抑えたシリーズで、Latitude E5510は15.6型ワイド(解像度は1600×900ドットと1366×768ドットから選択可能)の液晶ディスプレイを、Latitude E5410は14.1型ワイド(解像度は1440×900ドットと1280×800ドットから選択可能)の液晶ディスプレイを搭載する。

 どちらも、Intel HM55 Expressチップセットを搭載し、CPUは“Arrandale”(開発コード名)世代のCore i5-540M(2.53GHz)/Core i5-520M(2.4GHz)/Core i5-430M(2.26GHz)/Core i5-330M(2.13GHz)/Celeron P4500(1.86GHz)から選択できる。メインメモリはDDR3-1333(ただし、動作は1066MHzに設定)で、最大4Gバイト実装可能。HDDでは、Serial ATA接続で最大320Gバイト(7200rpm、5400rpmから選択)、または、暗号化対応の250Gバイトが用意されるほか、最大128GバイトのSSDも後日提供される予定だ。OSは、32ビット版のWindows 7 Professional/Windows XP Profesional (SP3)/32ビット版Windows Vista Business (SP2)/32ビット版Windows Vista Home Basic (SP2)から選ぶ。

 本体サイズはLatitude E5510が371(幅)×250(奥行き)×33.8(高さ)ミリ、重さが約2.59キロ(4セルバッテリー搭載時)、Latitude E5410が338(幅)×244(奥行き)×33.2(高さ)ミリ、重さが約2.14キロ(4セルバッテリー搭載時)。最小構成価格はLatitude E5510が9万4920円、Latitude E5410が9万3870円になる。出荷開始は5月19日の予定だ。

 Latitude E4310は、モバイル利用を意識した薄型ノートPCながら、パフォーマンスも重視したラインアップだ。ボディサイズは323(幅)×215(奥行き)×26.5〜30.6(高さ)ミリ、重さは約1.54キロ(3セルバッテリー/SSD搭載時)。液晶ディスプレイは13.3型ワイドで解像度は1366×768ドットだ。最小構成価格は15万9075円となる。

 Latitude E4310も“Calpella”プラットフォームを採用するが、Latitude E5510/Latitude E5410と異なり、vPro Technologyに対応するインテルマネージメントエンジンを実装したIntel QS57 Expressを搭載し、選べるCPUも性能を重視して、“Arrandale”世代のCore i5-540M(2.53GHz)/Core i5-520M(2.4GHz)に限られる。Intel Turbo Boost Technologyに対応するので、システムの負荷やボディ内部温度に応じて動作クロックをCore i5-540Mで最大3.06GHz、Core i5-520Mで最大2.93GHzまでアップできる。

 メインメモリはDDR3-1066を最大8Gバイト実装可能。OSは、32ビット版のWindows 7 Ultimate/同 Professional/Windows Vista Ultimate (SP2)/同 Business (SP2)/同 Home Basic (SP2)/Windows XP Professional (SP3)が用意されるだけでなく、64ビット版のWindows 7 Professional/Windows Vista Business (SP2)も選択可能だ。

 HDDは、Latitude E5510/Latitude E5410と同じく、Serial ATA接続で最大320Gバイト(7200rpm、5400rpmから選択)、または、暗号化対応の250Gバイトが用意されるが、SSD(128Gバイト、もしくは256Gバイトから選択可能)は出荷と同時に提供される。

kn_latitud_04.jpgkn_latitud_05.jpg コストパフォーマンスを重視した15.6型ワイド液晶ディスプレイ搭載の「Latitude E5510」(写真=左)と、性能と携帯性能を重視する「Latitude E4310」(写真=右)

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