今回の評価機は、ハイビジョンクラスの映像編集や動画エンコードなど、いわゆる“重い”作業も快適にこなすための「自分専用の自宅マシン」を想定し、クアッドコアで8スレッドの同時処理が行えるCPUとしてはお買い得感があるCore i7-860(定格2.8GHz/最大3.46 GHz)、8Gバイトのメインメモリ、1TバイトのRAID 0キット(500GバイトHDD×2)、Radeon HD 4650搭載グラフィックスカード、DVDスーパーマルチドライブとする構成とし、OSにはWindows 7 Professinaol 64ビット版をチョイスした。
ストレージについては、自宅用として大容量のマルチメディアデータを扱うためにデスクトップPCを選択するユーザーも多いであろうため、パフォーマンスと大容量を両立しつつ、価格もそこそこリーズナブルなRAID 0キットにした。ちなみに、ストレージにはインテル製SSD「X25-M」も選択できる。80Gバイト版がプラス2万5250円、160Gバイト版がプラス4万4100円だ。
では、そのパフォーマンスはどうだろうか。Windows エクスペリエンスインデックスはプロセッサとメモリが満点の7.5、ストレージが5.9、もっとも低いサブスコアでもグラフィックスの5.0となった。グラフィックスカードはエントリークラスのRadeon HD 4650だが、それでもゲーム用グラフィックスのスコアは6.4だ。64ビットOS上では、WOW64(Windows On Windows 64)エミュレータ上で動作する32ビットアプリケーションのPCMark05でも、CPUが10174、HDDが9043と高いスコアを示した。パフォーマンスの高さは容易に想像がつくことだろう。
ベンチマークテスト | Endeavor MR6700(評価機) | |
---|---|---|
PCMark05 | CPU | 10174 |
Memory | 11080 | |
Graphics | 6887 | |
HDD | 9043 | |
3DMark06 1280×1024ドット |
3DMarks | 4553 |
SM2.0 | 1468 | |
HDR/SM3.0 | 1805 | |
CPU Score | 5125 | |
FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3 |
Low | 7063 |
High | 10213 | |
Windowエクスペリエンスインデックス | プロセッサ | 7.5 |
メモリ | 7.5 | |
グラフィックス | 5.0 | |
ゲーム用グラフィックス | 6.4 | |
プライマリハードディスク | 5.9 | |
そして、個人用PCにおいては高い頻度で使用するであろう動画再生の能力も、極めて高い。
フルHD(1920×1080ドット)解像度のMPEG-4 H.264/AVC(以下、H.264)、WMV HD、DivXの各種動画データを、Windows Media Player 12でセカンドディスプレイへフルスクリーン再生してみたところ、もっともCPU使用率が高かったWMV HDですら最大で10%程度、GPUアクセラレーションが有効となるH.264においてはほぼ0%だった。より重い傾向があるとされるFlash Playerでのストリーミング動画再生(フルHDのYouTube動画)においても、平均10%以下ですんなりこなせる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年5月25日