ディスプレイは、昨今標準的な1366×768ドット表示に対応する15.6型ワイドで、省電力性に優れ、明るく見やすいLEDバックライト仕様のスーパーシャインビューLED液晶を採用する。
キーボードは標準19ミリの正方ピッチで、テンキーも実装する。大きめのキートップとともに、特殊な配列がない素直で標準的な構成のため、デスクトップPCのフルキーボードとほぼ変わらない感覚で快適に文字を入力できるだろう。ただ、テンキーを備えるため、ホームポジションはディスプレイの真正面から少々左にずれる。
タッチパッド(NXパッド)はパームレストと素材を一体化しつつ、微妙な段差を設け、かつインモールド成型加工を施すことでサラサラと手触りがよい。マルチタッチやジェスチャー操作のほか、タッチパッドを使った手書き文字・認識入力機能「手書きでお助けパッド」も利用できる。
このほか、キーボードの右上に斜め楕円形デザインが特徴の電源ボタンを配置する。起動時は、この電源ボタン横にある3つの状態表示インジケータがパパパッと点滅することで通電を知らせる、ちょっとした遊びの要素を設けている。
なお、本体の前面には新世代のSDXC規格に対応したSDメモリーカードと、メモリースティックに対応するマルチメモリカードスロットが備わるのもポイントの1つだ。
SDXCは、32Gバイト以上の容量にも対応する(規格上は最大2Tバイト/対してSDHCは最大32Gバイトまで)、2010年5月現在で主流のSDHCの上位となる新世代のSDメモリーカード規格で、最近は、高機能志向のデジタルカメラやデジタルムービーカメラで採用/対応例が増えてきている。LaVie SはSDXCの高速転送規格である“UHS-I”には対応しないが、exFATでフォーマットしたSDXCを扱える。現在、SDXC対応のデジタル映像機器を所持する人はもちろん、SDメモリーカード機器の主流になると予想されるSDXCがいち早く扱えるなら、将来的にSDXC対応機器の購入を計画する場合も安心して購入できるだろう。
このほか、HDMI出力端子も搭載する。家庭用テレビなどと接続し、PC内の写真や動画などのコンテンツを大画面で鑑賞することも可能だ。(HDMI音声出力対応テレビ/ディスプレイとの接続で)音声も一緒に出力できる。
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