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» 2010年05月24日 12時00分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:「HDD最速といえばコイツ」――SATA 3.0対応の「VelociRaptor」が登場! (1/4)

厚いヒートシンクに覆われた10000rpmのHDD「VelociRaptor」から、SATA 3.0対応モデルがデビューした。“性能面ではSSD”という現状で、どこまで存在感を示せるか。

[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

第3のSATA 3.0対応HDDは「VelociRaptor」

og_akiba_001.jpg T-ZONE.PC DIY SHOPに張り出された“ネタ仕様”のPOP

 先週、ドライブ売り場で最も注目を集めていたのは、ウェスタンデジタルの新しい3.5インチHDD「VelociRaptor WD6000HLHX」だ。2.5インチ大のドライブをヒートシンクで覆い3.5インチサイズにしたモデルで、容量は600Gバイト。10000rpmのドライブと32Mバイトのキャッシュ、SATA 3.0対応による最大6Gbpsの構成で、同社によるとVelociRaptorの前モデル「WD3000HLFS」よりも約15%の速度アップを実現しているという。価格は3万3000円前後だ。

 3.5インチHDDとしては高価なモデルながら、各ショップで好評な様子だ。T-ZONE.PC DIY SHOPは「やはり、魅力はスピードですね。VelociRaptorシリーズは高速なHDDとして以前から注目されていますが、今回はSATA 3.0に対応したことで、さらに性能を上げてきました。HDDで最速のモデルということで人気があります」と語る。

 VelociRaptorシリーズがアキバに登場したのは、2008年5月。300Gバイトの「VelociRaptor WD3000GLFS」が4万円前後で出回り、各ショップで瞬く間に売り切れた。その3カ月後の2008年8月には、コネクタの配置を通常の3.5インチHDDとあわせた改良版の3モデルがデビュー。300Gバイトの「WD3000HLFS(改良版)」が3万7000円前後、150Gバイトの「WD1500HLFS」が2万円台半ば、74Gバイトの「WD740HLFS」が1万8000円前後で販売され、いずれも好評を博したが、その後はヒートシンクのないドライブが一部で出回ったのみで、後継機種は登場していない。

 当時とは違い、現在はHDDより大幅な速度向上が狙えるSSDが普及しているが、それでも支持を集めている理由を、あるベテラン店員氏はこう分析する。「第一に容量でしょう。600Gバイトで3万円台というのは、SSDで考えればすごく安い。ブートドライブにいろいろとインストールしたいという人のなかには、SSDの容量に不満を持つ人もいるので、そうした層に受け入れらているんじゃないか、というのが1つ。また、Windows XPなどの旧OSで使う場合は、環境をSSDに最適化するのはいろいろと面倒というのもあります。そういったとき、従来どおりのHDDで高速なモデルがほしいという人もいると思うんですよね。あとは、ボリューム用ドライブも高速化したいというリッチな人でしょうか」。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpgog_akiba_004.jpg ウェスタンデジタル「VelociRaptor WD6000HLHX」(写真=左)。2008年5月後半に登場した、元祖「VelociRaptor WD3000GLFS」(写真=中央)。ヒートシンクやコネクタ形状が改良された、2008年8月投入版の「VelociRaptor WD3000GLFS」(写真=右)

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