正攻法で勝負をかけるMSIイチオシ「GT660」を世界最速でチェックする!(3/3 ページ)

» 2010年05月31日 10時00分 公開
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気になるGT660の性能をチェックする

 MSIのノートPCで最高スペックを誇るGT660の性能は、どれほどの性能を発揮するのだろうか。GT660の製品出荷はまだもう少し先の予定で、現時点では量産前の最終サンプルの段階であるが、PCMark Vantage、PCMark05といったPCの総合力を測定するベンチマークテストと、3DMark Vantage、3DMark06、そして、ゲームベンチマークのStreet Fighter IVとTHE LAST REMNANTでGT660のパフォーマンスを検証した。なお、通常状態におけるGT660とともに、TDE+を有効にした状態もあわせて測定している。

 比較対象としては、同じMSIのGTシリーズで、すでにレビューでも紹介している「GT640」もあるが、搭載するCPUは同じだが、GPUはミドルレンジのGeForce GTS 250Mであったり、メモリの容量が異なっているなどシステム構成がそろわないので、値は並べないが、さすがにグラフィックス性能はGT660が飛びぬけて優れた結果を示している。また、TDE+を有効にした効果は、特にCPUのパフォーマンスでよく表れている。CPU-ZでCPUの動作クロックをチェックすると、Core i7-720QMでTurbo Boost Technologyを有効にして最高クロックとされる2.8GHzを超える3GHzまでクロックがアップしていた(ベースクロックを133MHzから144MHzにアップ。倍率は21倍のまま)。ゲーミングノートPCとしてはMSI最強の実力を発揮するモデルといえるだろう。

ベンチマークテストの結果 GT660 GT660&TDE+
PCMark Vantage Build 1.0.2.0 PCMark 6153 6407
TV and Movies 4179 4360
Gaming 5944 6136
Music 5905 6003
Communications 4300 4443
Productivity 4932 5075
HDD 4088 3820
PCMark 05 Build 1.2.0 CPU 7022 7204
Graphics 11245 11248
3DMark Vantage Build 1.0.2(Graphics/CPU) 1366×768ドット、Peformance 7234/10769 7254/11347
1366×768ドット、High 6756/10672 6816/11265
1366×768ドット、Extreme 6408/10797 6441/11323
3DMark 06 Build 1.0.2 1280×768ドット、nonAA、nonAniso 12291 13179
1366×768ドット、4XAA、8XAniso 10012 10124
Street Fighter IV(FPS/Score) 1280×768ドット、nonAA、nonAniso 189.9/20926 179.98/20094
1366×768ドット、4XAA、8XAniso 112.63/10776 104.98/10298
THE LAST REMNANT 1280×768ドット 108.68 103.1


 MSIが2010年に打ち出した「Exquisite Quality; Exquisite Delight!」を最も象徴するGT660は、MSI自ら「今年最も力をいれてプッシュする」と宣言する、“戦略的”ノートPCだ。そして、その位置付けにふさわしい実力と機能を備えている。NetbookのWind U100シリーズ、スリムなCULVノートPCのX-Slimシリーズと1年ごとに革新的なノートPCを投入してきたMSIは、強力なスペックと充実したサウンド環境を実装したGT660で2010年は勝負をかける。正攻法にでたMSIを占う主役は、もう間もなく日本でも登場する予定だ。

TBTとTDE+が有効なら3GHzで動作するクアッドコアのCore i7-720QMとNVIDIAのモバイル向けGPUで最高スペックを誇るGeForce GTX 285Mの性能を出し切るには強烈に冷やすクーラーユニットが必要だ。そのため、ヒートパイプを縦横に走らせたクーラーユニットが採用されている

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