Let'snote C1はまず「見た目より、かなり軽い」。ディスプレイを閉じた状態は、12.1型ワイドの液晶ディスプレイを備えるよくあるノートPCとほぼ同等の大きさだが、新開発のトリプルヒンジによる回転式ディスプレイ機構や電磁誘導式ペンセンサー(ワコム製デジタイザーを搭載)、デジタイザー用ペン、6.5時間動作するバッテリーを1つ装着(同形状のバッテリーを同時に2つ装着可能)した使用時重量で約1.46キロを実現する。片手で保持して、画面を相手に見せながらのタッチ/ペン操作も容易だ。
軽さと頑丈を両立させる新開発「トリプルヒンジ」の使い勝手も上々だ。デスクワーク時は普通のノートPCとして、プレゼンテーション時はさっとディスプレイを回転して運用できる。単部品構成の回転2軸ヒンジ(携帯電話などに採用例が多い)は応力が1つのヒンジに集中する特性があり、ノートPCクラスの重量の機器へ搭載するとなると強度確保ため大きく重くなる傾向がある。一方、C1のトリプルヒンジは開閉ヒンジと回転ヒンジを分離し、応力を分散する仕組みのため、小型軽量のパーツでも高い耐久性を実現しつつ、ディスプレイのぐらつきを防ぐメリットがあるという。
12.1型ワイドの液晶ディスプレイは、電磁誘導式ペンセンサー(筆圧検知なども可能。ワコム製デジタイザーを内蔵)とマルチタッチ対応のタッチセンサー、そして1280×800ドット表示に対応する液晶パネルの3枚で構成され、クッションを設けたフローティング構造のマグネシウム合金製アッパーボディ内に収めた。アッパーボディには、無線LAN+モバイルWiMAX、3Gデータ通信(マイレッツ倶楽部オプション)などの無線通信用アンテナも入っている。
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