スマートな「Let'snote C1」に“これでコンバーチブル!”と驚く(2/3 ページ)

» 2010年06月04日 00時00分 公開
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C1の存在意義を「トリプルヒンジ構造」にみる

 Let'snote C1はモバイルPCとして一般的なクラムシェルスタイルに加えて、液晶ディスプレイを反転することでタブレットスタイルでの使用も可能となっている。ただ、それだけでは特に珍しくはない。ほかにもそういうギミックを持ったノートPCは多数登場している。Let'snote C1で特筆すべきは、軽量、かつ、堅牢という特徴を維持したまま、コンバーチブルボディを実現したという点にある。

 コンバーチブル方式を実現させるために必要な液晶ディスプレイを反転させるヒンジは、Let'snoteに求められる軽量化を極限まで図りつつ、高い堅牢性を確保する設計において、非常にやっかいなものとなる。しかし、Let'snote C1の実機を目にすると、Let'snoteとしての条件を1つも失うことなく、コンバーチブルノートPCとしても完成された製品であることが明確に伝わってくる。

Let'snoteシリーズでは初めてとなるコンバーチブルボディを採用したLet'snote C1。その姿は「普通のノートPC」なのに、ぐるりと液晶ディスプレイが反転する!

 とはいえ、Let'snoteの開発陣は“奇策”を試みたわけでない。これまでのLet'snoteシリーズで培われたノウハウの上にLet'snote C1の設計も成り立っているのはこれまでも変わらない。従来機種と同様に“実使用に耐えうる”ことを主眼とした評価技術によって開発されているのだ。

 このことを最もよく表しているのが「トリプルヒンジ構造」だ。Let'snote C1のコンバーチブル機構では、一般的な2軸回転ヒンジではなく、開閉ヒンジと回転ヒンジを分離した3軸構造を採用している。回転の応力が3点に分散することで、耐久性が向上しただけでなく、ぐらつきの軽減にも貢献している。万が一の落下トラブルでは変な角度に回転しながら着地してしまう可能性も低く、致命的な損傷を防いでくれる。

 実際にLet'snote C1を使ってみると、液晶ディスイプレイの反転動作が完了したときに、位置決めのピンがカチッと音を立ててディスプレイを固定してくれるので、堅実で安心感がある。更に、タッチパネルとキーボードを併用するような使い方では、液晶ディスプレイの左下に配置された回転ロックをスライドしておくことで、液晶ディスプレイを回転させないことも可能だ。

液晶ディスプレイの左脇にある回転ロックをスライドさせると、Let'snote C1を通常のノートPCとして固定して使うことも可能だ(写真=左)。液晶ディスプレイの回転をロックするピン(写真=右)

タブレットとして使う場合に利用できるボタンには、画面表示の回転にソフトウェアキーボードの起動、液晶輝度設定のほか、ログインロック解除とユーザーが任意に割り当てるラウンチャーボタンが用意される(写真=左)。デジタイザを採用することで精度の高いタッピングが可能になった(写真=中央)。スタイラスペンは本体に内蔵される(写真=右)

 目に見えない部分ではあるが、液晶ディスプレイ回りでも工夫が凝らされている。Let'snote C1ではタッチパネル、およびデジタイザという要素が加わるため、タッチパネルには0.7ミリの強化ガラス、液晶パネルには0.21ミリの薄板ガラスを採用した上で、デジタイザ基板の厚さを0.5ミリにするなど、各部分で薄型化を極限まで進めている。これが結果的に、軽量化、および、本体強度の確保につながっている。

 最近のタブレットデバイスでは、本体を回転させると、それに応じて画面の表示も適切な方向に自動的に回転して切り替わる製品が多くなってきた。Let'snote C1はここでも独自の方式を採用している。本体の姿勢を把握するセンサは内蔵しているが、自動で画面表示は切り替えない。本体の向きや姿勢を変更したあと、ユーザーが画面回転ボタンを押すことで表示を切り替える仕組みだ。経験済みのユーザーも多いと思うが、自動切り替えでは自分の意図したタイミングでないのに画面が回転してしまうことも多々あり、特にビジネス用途では、トラブルにつながる可能性もある。Let'snote C1で、画面の回転をユーザーの操作に限ったのはきわめて妥当といえるだろう。

画面表示の回転機能を備えているが、最近採用例が多い「本体の向きにあわせて自動で回転」ではなく、ユーザーの操作で回転させる。意図しない画面回転を避けられるので、ビジネス利用でも安心して使える

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