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» 2010年06月04日 19時00分 UPDATE

COMPUTEX TAIPEI 2010:ASUSの「異種混合マルチGPU」対応マザーと「iPhoneでオーバークロック」って、なに?

MSIの「Big Bang-Fuzion」に、GIGABYTEの「Cloud OC」とユニークな技術が注目される最近のマザーボード。ASUSも同じ土俵にあがってきた! しかも“両方”で!

[長浜和也,ITmedia]

同じLucid Hydraでも一味違うという「IMMENSITY」

 ASUSのブースで展示されていた「IMMENSITY」は、「Lucid Hydra」を実装して異なるGPUを混載した状態でもマルチGPUが利用できる環境を実現している。

 このチップを使って同様な機能をサポートしたマザーボードにMSIの「BigBang Fuzion」がすでに登場しているが、ASUSは「ファームウェアのチューニングが進んでいるので、IMMENSITYで構築したマルチGPU環境が性能テストの結果では上回る」と主張する。

 IMMENSITYに仕様でBig Bang-Fuzionと大きく異なるのは、ディスクリートGPUをオンボードに実装し、そのGPUとPCI Express x16スロットに差したグラフィックスカードのGPUでマルチGPUを構成できることだ。今回展示されているサンプルは開発途上のものだったので、オンボードにはRadeon HDシリーズが実装されているが、製品化までにGeForceを搭載する可能性もあるという。

 また、マザーボードにはPCI Express x16を2基載せているので、両方のスロットにグラフィックスカードを差した場合、これらのGPUとオンボードのGPUによる3-GPU構成でも“異種混合マルチGPU環境”が構築できるとASUSでは説明している。

kn_asus04_01.jpgkn_asus04_02.jpg 「Lucid Hydra」チップを搭載した「IMMENSITY」は、R.O.G.シリーズのコンセプトモデルとして展示された(写真=左)。IMMENDITYは、オンボードでもGPUを実装する。開発途上の展示サンプルにはRadeon HDシリーズが採用されていたが、製品版ではGeForceシリーズが搭載される可能性もあるという(写真=右)

kn_asus04_03.jpgkn_asus04_04.jpg IMMENSITYは「Lucid Hydra」を実装して、NVIDIA製GPUとAMD製GPUの混成構成でもマルチGPU技術を利用できるのが特徴だ(写真=左)。R.O.G.シリーズのマザーボードということで、オンボードには電源スイッチとリセットボタン、そして、自動オーバークロックボタンとして使える「Go Button」を設けている(写真=右)

ASUSマザーでも“iPhone”からオーバークロック!

 また、ASUSのブースでは、新しいオーバークロック機能「ROG Bluetooth」が、R.O.G.マザーボードシリーズの最新モデルで、Intel X58 Expressを搭載した「Rampage III Extreme」を利用したライブデモで紹介されていた。

 この機能は、USBで接続したほかのPCからマザーボードのハードウェア情報の監視とオーバークロック設定を行うASUSの独自機能「ROG Connect」を応用したもので、接続インタフェースにBluetoothを利用することで、Bluetoothを使えるデバイスでPCのオーバークロック設定を行えるようにしたものだ。

 GIGABYTEがCOMPUTEX TAIPEI 2010で公開した「Cloud OC」と同じように、PC以外のデバイスから無線接続を使ってPCの設定を行うものだが、Cloud OCが無線LANを使ってPCに導入したWebベースのツールを呼び出して、オーバークロック設定を行うのに対して、ROG Bluetoothでは、Bluetoothを利用して接続するデバイス側で動作するユーティティを必要とする。

 利用するデバイスの種類だけツールが必要になるが、現時点ではiPhone版だけが用意されており、Windows Mobile版やAndroid版はこれからユーザーのリクエストが多くなれば用意するとしている。

kn_asus04_05.jpgkn_asus04_06.jpg iPhone上で動作するR.O.G.マザーボード設定ツール「ROG Bluetooth」(写真=左)は、ベースクロック、CPU、メモリ、QPIなどの駆動電圧、PCI Expressバスクロックなど、多岐にわたる項目で設定が可能だ(写真=右)

kn_asus04_07.jpgkn_asus04_08.jpg ライブデモでは、ベースクロックの変更を行った。設定項目を選んで、下のウインドウに表示されたクロックのリストボックスを指でスライドさせて変更する(写真=左)。変更した結果はリアルタイムで反映される。143MHzにベースクロックを上げたシステムで、すぐにCPU動作クロックがアップした(写真=右)

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