UQ WiMAX1周年、より快適な「スピード」を訴求──2012年、“下り330Mbps”へ高速化(2/2 ページ)

» 2010年06月07日 17時30分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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下り最大330Mbpsの次世代規格「IEEE802.16m」、2012年目標で導入

 2010年6月現在、IEEE802.16e準拠(下り最大40Mbps/上り最大10Mbps)のモバイルWiMAXは、2012年を目標に下り最大330Mbps/上り最大112Mbpsと大幅に通信速度が向上する。UQコミュニケーションズは新世代規格「IEEE802.16m」対応サービスを、2010年に技術開発開始、同年実証実験開始、そして2012年のサービスインを目標に導入する考えを示した。

 あわせて、2009年2月現在は下り約15Mbps、2010年3月現在で下り約20Mbpsほどとなる「ユーザー実効速度」を、2010年8月までに「下り30Mbpsは普通に出る」よう改善、さらに64QAMの適用で下り40Mbps/上り15Mbpsに達する策も実施する。

photophotophoto 2012年に下り最大330Mbps/上り最大112Mbps対応サービス導入を見込む。また、各国のWiMAX事業者とグローバルローミング提携も進めるという

 このほか、グローバルローミング展開も推進する。モバイルWiMAXは世界148カ国で展開する通信サービスで、各国でも普及度が高まってきている。「今後、WiMAX機器を持っているなら、世界中どの国に行っても使えるようにしたい──」(田中現社長)という考えで、露Yotaをはじめとする各国のWiMAX展開事業者と協議しているようだ。

 「オープンビジネスモデルの加速、携帯電話モデル(垂直統合モデル)との差別化、そしてグローバル展開。これを今後の成長への3本柱にする」(野坂新社長)

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