「P67」「H67」「H65」あたりがきそうな「Intel 6シリーズ」チップセットCOMPUTEX TAIPEI 2010

» 2010年06月07日 16時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

「Intel 6シリーズ」マザーボードを南港展示場でチェックする

 COMPUTEX TAIPEI 2010が6月5日に終了した。台湾のPCパーツベンダーの展示ではタブレットデバイスが目立っていたが、自作PCユーザーとしては、次世代チップセット「Intel 6シリーズ」を搭載したマザーボードにも注目したい。

 詳しいスペックについて各ベンダーとも明らかにしていないが、展示されているマザーボードを見る限り、「CPUのソケットはLGA1155」「ワンチップ構成」「チップセットの名称は“Intel P67 Express”“Intel H67 Express”などなど」といったあたりが推測できる。

 すでに、インテルが行った「PCクライアント・セッション」で展示されていたIntel 6シリーズチップセット搭載マザーボードを紹介しているが、ここでは、COMPUTEX TAIPEI 2010の各PCパーツベンダーの展示ブースで確認された“次世代”マザーボードをまとめてみよう。

MSIは、「P67A-GD65」(写真=左)と「H67MA-GD65」(写真=右)と、ともにGD65系というハイエンドラインアップのモデルを展示していた。H67MA-GD65は、micro ATXフォームファクタのハイスペックモデルとして注目されそうだ

BIOSTARの展示ブースにも、「Intel 6シリーズ」チップセット搭載と“思われる”型番のマザーボードが展示されていた。「TP67XE」(写真=左)の展示資料には、CPUソケットはLGA1155対応で、Intel P67チップセット搭載、と明記されている。メモリは定格でDDR3-1333MHzサポートのほか、オーバークロックでDDR3-2600も対応可能という。「TH67XE」(写真=右)も、展示資料にはIntel H67チップセット搭載のmicro ATXマザーで、最大メモリ容量は16Gバイトと記されている

ASUSの展示ブースには多数の「Intel 6シリーズ」チップセット搭載マザーボードが展示されていた。「P8P67D Deluxe」(写真=左)と「P8P67D EVO」(写真=右)は、ともにATXフォームファクタを採用したモデルだ

同様にATXフォームファクタの「P8P67D」(写真=左)と「P8P67D LX」(写真=右)

同じく、ASUSの展示ブースで確認したIntel 6シリーズマザーボードから「P8H67D-M PRO」(写真=左)と「P8H67D-M」(写真=右)。展示資料には詳しい記述がないが、“P67”系マザーボードは総じてATXフォームファクタで画像出力インタフェースを持たず、“H67”系マザーボードは総じてmicro ATXフォームファクタで画像出力インタフェースを搭載する

Jetwayのブースでは、「IH65-LF」がアクリルケースに収まって展示されていた。こちらの展示には付属資料がまったくなかったため、詳細は明らかでない。型番に「H65」とあるのが気になるところだ(写真=左)。Intel 6シリーズマザーボードとはまったく関係ないが、COMPUTEX TAIPEI 2010では“天候に恵まれた”ことも参加者の間で話題となっていた。例年この時期は、“豪雨”“高温”“多湿”で、立っているだけで体力に致命的なダメージを受けるはずが、会期前半は晴天、かつ、気温は上がらず風はさらさらとさわやか。後半こそ雨が降ったものの、やはり気温は低いままで、いたって「体にやさしい」気候だった(写真=右)

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