ハイスペックなハードウェア構成の恩恵は、高画質の写真データやハイビジョンクラスの動画編集時にも実感できる。特にビデオ編集時の「すこぶる簡単」でサクサクな動作感が喜ばしい。付属ソフト「Corel Digital Studio for NEC」を使い、デジタルムービーカメラからの取り込みや映像編集、Blu-ray Discメディアへの書き出しまで、さっとスマートにこなせる。例えばこんな感じだ。
特に、エンコードの速度が大変高速だ。クアッドコアで8スレッドの同時処理が行えるCore i7を選んだメリットはこのようなシーンで大いに体感できる。
ビデオ編集だけでなく、外付けのグラフィックス「GeForce GT 330」も搭載するので、たいていのオンライン3Dゲームもかなり快適に動作する。
このほか、ゲーム用途としては「HDMI入力+D4入力端子」を追加したこともポイントだ。例えばPlayStation 3やXbox 360などはHDMI接続、WiiはD4で接続し、PCの起動なしに「ゲーム用ディスプレイ」として使える。さらに家庭用デジタルレコーダーやプレーヤーを組み合わせるのもよし、時には別のPCの「豪華なフルHDサブディスプレイ」として使うといった応用もアリだろう。デジタルテレビ付き液晶一体型PCの選択肢は2010年現在、かなり多くなってきているが、この「外部ディスプレイ」として使える機能を備えたモデルは意外に少ないのだ。
このように、VALUESTAR G タイプWは「PCとしての高いパフォーマンスは当たり前」を前提に、デジタルテレビ、ハイビジョンレコーダー、Blu-ray Discプレーヤー、音楽プレーヤー、家庭用ゲーム機用ディスプレイ、デジタルメディアストレージなどの機能を1台に凝縮した“ほぼ全部入り”の仕様が大きな特徴である。
最低3年はストレスを感じることなく“自分のため、家族のため”に使える──そんなPCの選択肢としてBTO対応の「VALUESTAR G タイプW」は、“オトーサンのための全部入りPC”として満足のいく1台となるはずだ。
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