毎年暑くなってくると、大型CPUクーラーなどの冷却パーツが各社から続々と登場する。先週目立っていたのは、Larkoolerの水冷キット「BA2-241」だ。価格は1万3000円弱。CPUブロックを1個付属する組み立て式の水冷キットで、12センチファン2基を搭載したラジエーターを採用しているのが特徴。ポンプを含めて、PCケースに収納する仕様だ。ソフマップ秋葉原リユース総合館は「これだけのラジエーターを付属して1万3000円はお得だと思います」と語る。
空冷式のCPUクーラーも豊作だ。AKASAから登場した「Venom」は、ウェーブがかった羽を採用した12センチファンを横につけるサイドフロー型のクーラーで、4本のヒートパイプをCPUに直付けする仕様だ。価格は4000円弱。TSUKUMO eX.は「インテルとAMD系のどちらでも装着できますし、ヒートパイプ直付けタイプは人気が高いので、人気上位に食い込むかもしれません」と好意的に評価していた。
また、Antec製のCPUクーラーも26日から各店の冷却パーツコーナー並べられた。ラインアップは、サイドフロー型の「KUHLER-FLOW」と、トップフロー型の「KUHLER-SHELF」に、ファンを中央に挟んでヒートパイプをCPU直付けにする「KUHLER-BOX」を含めた3モデルで、価格は順に4500円前後、4500円前後、5000円弱となる。
Antecブランドでは初のCPUクーラーということもあり、注目度は高い。T-ZONE.PC DIY SHOPは「CPUクーラーで不動の地位にいるサイズ製品に対抗できる価格帯ですが、フィンが厚く、モノとしてもしっかり作り込んでいる印象です。かなり本気で投入した製品だと思うので応援したくなりますね」と話していた。
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