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» 2010年06月28日 17時30分 UPDATE

これならポケットに入る!?:388グラムのキーボード搭載ミニPC――「Viliv N5」徹底検証 (1/4)

個性的なタッチパネル付きミニノートPCを多数投入している「Viliv」の新モデルは、ハードウェアキーボード搭載で約388グラムというコンパクトボディが魅力だ。

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

キーボード付き小型軽量ミニPCに期待の新人

tm_1006n5r_01.jpg 「Viliv N5」

 韓国Yukyung Technologiesは、タッチパネル搭載の個性的なミニノートPC「Viliv」シリーズを多数開発しており、日本でもモバイルPC好きなユーザーの間ではよく知られている。

 「Viliv N5」はそのVilivシリーズの最新モデルで、重量なんと約388グラムという超小型かつ超軽量のクラムシェル型ボディを特徴とする。日本ではハンファ・ジャパンブルレー(BRULE)の2社が、プリインストールOSやSSD容量、GPSの有無が異なる複数のモデルを販売中だ。

 今回はハンファ・ジャパンが販売するWindows 7 Starter/32GバイトSSD搭載モデル「viliv N5 Premium」(直販価格6万7800円)を試用した。既にフォトレビューを掲載しているが、ここでは使い勝手やパフォーマンスなどの検証をしていこう。

約388グラムのポケットサイズボディ

tm_1006n5r_02.jpg ボディは片手で楽に握れるほどコンパクトだ

 クラムシェル型ボディのサイズは172(幅)×86.5(奥行き)×25.5(高さ)ミリ、重量は約388グラムと小型軽量で、ジャケットの胸ポケットなどにも無理なく入る。重量は実測でも386グラムと公称値以下だった。

 ポケットに入るサイズを意識したミニノートPCとしては、ソニーの「VAIO P」と富士通の「FMV-BIBLO LOOX U」が人気だが、それらより明らかに小さく軽い。VAIO Pと比べると、厚みこそ5.7ミリほど増すが、横幅は73ミリ、奥行きは33.5ミリも短く、かなり小さくまとまっている。

 そのサイズは、オンキヨーの「BX」シリーズや工人舎の「PM」シリーズに近い超コンパクトボディ、あるいは昔のPCを知るユーザーであれば「“HP200LX”とほぼ同じ大きさ」といったほうがピンとくるだろうか。1994年に発売されたHP200LXは、サイズが160(幅)×86.4(奥行き)×25.4(高さ)ミリ、重量が約312グラムだったが、Viliv N5を手に持った感覚としてはこれに近い。

 ボディ底面を覆う薄型のリチウムポリマーバッテリーは、容量が3.7ボルト/4250mAhとなっており、バッテリー駆動時間は公称で最大約6時間(動画再生時:約4時間、スタンバイ状態:約150時間)だ。小型軽量ボディでも実用十分なバッテリー容量は確保されている。

 標準で付属するACアダプタは、コンセントに直接差せるプラグ一体型タイプだが、こちらも小型軽量だ。実測でのサイズはプラグ部分込みで43(幅)×82(奥行き)×60(高さ)ミリ、重量は約168グラムだった。本体とともに、携帯性は文句なしといえる。

tm_1006n5r_03.jpg ボディ底面は、薄型のリチウムポリマーバッテリーで覆われている。バッテリー駆動時間は、公称で最大約6時間だ
tm_1006n5r_04.jpg 側面のボタンを押せば、バッテリーが着脱できる。ACアダプタはコンセントに直接装着するタイプだ。今回入手した機材はバッテリーを外したところにSIMスロットがあるが、日本向け量産品では省かれる

 デザインもなかなか洗練されている。エッジに丸みを持たせたフォルムで、外装は液晶フレームの縁取り部分以外は、天面から底面部のバッテリーまで、マットブラックのラバー質の塗装で統一されており、高級感がある。ネジ穴はうまく隠され、不自然な突起などもない美しい外観に仕上がっている。手触りがしっとりしていて、ベトつかず、指紋が目立ちにくい点も好印象だ。

tm_1006n5r_05.jpg 全体がマット調のブラックで統一されており、手触りがよい
tm_1006n5r_06.jpg 天面に製品ロゴをさりげなくプリントしている

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