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» 2010年08月04日 11時15分 UPDATE

Netbookの一歩先へ:約6万円のマルチタッチ対応ミニノートPC――「Eee PC T101MT」を攻略する (1/3)

ASUSの新機種「Eee PC T101MT」は、タッチスクリーンと回転式の液晶を備えたミニノートPC。Netbookは食傷気味という人も、これなら面白いと思うかもしれない。

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

タッチスクリーン対応機種に注力するASUSの新モデル「T101MT」

tm_1008t101mt_01.jpg 「Eee PC Touch」シリーズの新顔となる「Eee PC T101MT」

 2008年から多数のNetbookが出回り、国内でのブームも一段落した昨今、ASUSTeK Computer(ASUS)は競合製品との差別化を図るべく、タッチパネル採用PCを精力的に投入している。今回取り上げる「Eee PC T101MT」は、まさにその象徴ともいえるだろう。“元祖Netbook”こと同社のミニノートPCブランド「Eee PC」におけるタッチスクリーン搭載機種「Eee PC Touch」シリーズから登場した新モデルだ。

 マルチタッチに対応した回転式の液晶ディスプレイを搭載しており、通常のクラムシェル型ノートPCとして使えるのはもちろん、液晶が上を向くように反転させて折りたたむことでピュアタブレットPCのようにも扱える、コンバーチブルスタイルを採用する。

 8.9型ワイド液晶を搭載した既存モデルの「Eee PC T91MT」が約960グラムという小型軽量ボディをウリとするのに対し、T101MTは10.1型ワイドと大きめの液晶を備え、ボディサイズにも少し余裕を持たせて、使い勝手を重視したモデルとなっている。

小型軽量のスッキリしたボディ

 ボディデザインは直線的なスッキリとしたフォルムで、ブラックをベースとして液晶ヒンジ部分や左右クリックボタンなどに鏡面のシルバーをあしらい、全体的に上品な印象だ。ボディカラーがホワイトのモデルも用意されている。

tm_1008t101mt_02.jpgtm_1008t101mt_03.jpg 直線的でシンプルなデザインを採用。画面の下にEee PC、天面にASUSのロゴが配置されている

 ボディのフットプリントは幅が264ミリ、奥行きが181ミリとほぼB5サイズに収まっており、突起部を除く高さは31ミリだ。重量は公称値で約1.3キロ、実測での重量もそれに近い1.387キロだった。T91MTは本体サイズが225(幅)×164(奥行き)×25.2〜28.4(高さ)ミリ、重量が約960グラムにまとまっており、これと比較すると随分大きく感じられるが、それでもモバイルノートPCとして実用十分な携帯性を備えている。

 底面に装着するリチウムポリマーバッテリーの容量は35ワットアワー(7.3ボルト 4900mAh)で、公称の駆動時間は約5.4時間をうたう。T91MTはバッテリーが内蔵されており、ユーザーが着脱できない仕様だったが、ボディが大型化したぶん、この辺りの利便性は向上している。

 また、ほかのEee PCシリーズ同様、付属のACアダプタが非常に小型軽量である点は高く評価できる。ACアダプタのサイズは35(幅)×85(奥行き)×26(高さ)ミリ、ケーブルも含めた総重量は約217グラムと、手軽に持ち運べるコンパクトさだ。

tm_1008t101mt_04.jpg リチウムポリマーバッテリーは着脱式。付属のACアダプタは小型軽量にまとまっている
tm_1008t101mt_05.jpg 底面のネジ止めされた小さなカバーを外すと、1基のSO-DIMMスロットにアクセスできる

Atom Nシリーズの基本システムを採用

 基本システムは、一般的なNetbookと共通だ。CPUはグラフィックス機能を統合したAtom N450(1.66GHz)、チップセットはIntel NM10 Expressを採用。メインメモリは2Gバイト(DDR2-5300)を標準で搭載している。背面の小型カバー内にSO-DIMMスロットが1基あり、標準で2Gバイトのモジュールが装着済みだ。データストレージは320Gバイトの2.5インチHDDを搭載する。光学ドライブは内蔵しない。

tm_1008t101mt_06.jpgtm_1008t101mt_07.jpg CPUにはIntel GMA 3150グラフィックスコアとメモリコントローラを統合したAtom N450を採用。動作クロック1.66GHz、2次キャッシュ512Kバイト、Hyper-Threadingに対応と、CPUコア自体のスペックはAtom N280と共通だ。Intel GMA 3150はDirectX 9.0(ShaderModel 2.0)対応で、MPEG-4 AVC/H.264のハードウェアデコードには対応しない

 有線LANは100BASE-TXまでの対応にとどまるが、IEEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 2.1+EDRを内蔵している。端子類は、3基のUSB 2.0ポートに加えて、SDメモリーカードスロット(SDHC/MMC対応)、アナログRGB出力、ヘッドフォン、マイクなど、標準的なNetbookと同レベルの内容だ。主要な端子を背面に集めているのは、ピュアタブレットスタイルで側面を握って操作することに配慮したものと思われる。さらに、液晶フレームの上部には30万画素のWebカメラとデジタルマイクを内蔵している。

tm_1008t101mt_08.jpg 前面にはステレオスピーカーを配置
tm_1008t101mt_09.jpg 背面に2基のUSB 2.0、有線LAN、アナログRGB出力、ACアダプタ接続用のDC入力、盗難防止用ロックコネクタが並ぶ

tm_1008t101mt_10.jpg 左側面にマイク、ヘッドフォン、SDメモリーカードスロット(ダミーカード装着済み)、排気口を備える
tm_1008t101mt_11.jpg 右側面の奥にUSB 2.0を装備。その上にはスタイラスペンを収納している

 OSは32ビット版Windows 7 Home Premiumがプリインストールされている。多くのNetbookが導入しているWindows 7 StarterではWindows Aeroが利用できず、壁紙の変更ができないほか、DVD-Videoの再生、Windows Media Centerなどのマルチメディア機能、タッチパネル関連機能などが省かれている。T101MTはタッチパネル搭載PCなので、エディションとしてHome Premiumを選択したのは妥当な判断だ。Windows Aeroは標準で無効にされているが、有効にしても体感ではそれほど遅いとは感じなかった。

tm_1008t101mt_12.jpgtm_1008t101mt_13.jpgtm_1008t101mt_14.jpgtm_1008t101mt_15.jpg T101MTのデバイスマネージャ画面

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