最後は先週の新製品から注目アイテム3モデルを紹介したい。CPUは、インテルのPentium Dual Coreシリーズで最上位となる「E5700」が登場した。価格は8000円前後。動作クロック3GHzのデュアルコアCPUで、L2キャッシュは2Mバイト搭載している。ツートップ秋葉原本店は「インテル系で安く組む人に人気があるシリーズですね。ついに3GHzに到達したということで、一定の需要がありそうです」と語る。
マザーボードでは、ASRockのP55マザー「P55 Extreme4」が話題を集めていた。PCI Express x16スロット2基(うち1基はx8動作)や4基のDDR3メモリスロット、SATA 3.0コントローラを搭載しており、3.5インチベイに装着できるUSB 3.0コネクタユニットを付属しているのが最大の特徴だ。背面にある2基とあわせて、合計4基のUSB 3.0ポートが使える仕様となっている。価格は1万5000円前後。
パソコンショップ・アークは「今までのUSB 3.0対応マザーは背面にポートを備えたものばかりだったので、USBメモリやポータブルHDDなどでUSB 3.0を使う人には、最適なマザーといえますね。作りもしっかりしているので、安心してオススメできます」と話す。
サウンドカード関連の注目株は、ASUSTeKの「Xonar Xense」だ。3万円弱と高価なモデルだが、ヘッドフォンに最適化したデザインのカードと、このカードに最適化したヘッドセットをパッケージにしており、音響環境をトータルで整えられる。付属のヘッドセットはゼンハイザー製の密閉型モデル「PC 350」をカスタムしており、直径6.3ミリのプラグでカードと接続する。カードのインタフェースはPCI Express x1だ。
入荷したTSUKUMO eX.は「カスタムしていないヘッドセット単体でも2万円近くする高級モデルです。サウンドカードもシールド付きで、SN比118デシベルと十分高品質なので、全体で考えれば高くはないと思いますよ」と評価していた。
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