「小型PC関連に“いい風”吹きすぎ」――DDR3対応Atomマザーや1万円切りのWHSが目立つ古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2010年08月30日 11時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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「勝者はGeForce GTX 460 1Gバイトモデルかな」――猛暑に加熱したグラフィックスカードの売れ筋は?

ASUSTeK「ENGTX460 DirectCU TOP/2DI/768MD5」

 先週はグラフィックスカードの新製品も多かった。入荷後即ヒットを飛ばしていたのは、ASUSTeKのGeForce GTX 460カード「ENGTX460 DirectCU TOP/2DI/1GD5」だ。価格は2万7000円前後。GDDR5メモリ1Gバイトを搭載したオーバークロックモデルで、ヒートパイプを3本通した大型クーラーを採用している。また、同時期にGDDR5メモリ768Mバイトを搭載した「ENGTX460 DirectCU TOP/2DI/768MD5」も、2万20000円前後で出回っている。こちらもオーバークロックモデルで、2本のヒートパイプを通したクーラーを採用している。

 クレバリー1号店は「この製品に限らず、GeForce GTX 460の1Gバイトモデルは全グラフィックスカードの中でも一番好調ですね。特に有名メーカーのオーバークロックモデルは確実にヒットを飛ばしていたので、ENGTX460 DirectCU TOP/2DI/1GD5の人気も予想通りです」という。

 ただし、Radeon勢も安定した人気を維持しており、「高性能タイプならHD 5870、低価格ならHD 5770とHD 5750」(同ショップ)が定番化しているそうだ。先週、このうち低価格ラインの人気モデルにギガバイトの「GV-R575SL-1GI」も加わった。Radeon HD 5750を搭載するグラフィックスカードで、独自の大型クーラーによりファンレスを実現している。メモリはGDDR5 1Gバイト、補助電源は6ピンを採用する。価格は1万5000円台だ。

 ツートップ秋葉原本店は「補助電源もないファンレスモデルとして、1万6000円前後のPowerColor『AX5750 1GBD5-NS3DH』が飛ぶように売れています。その牙城を崩すのは難しそうですが、ギガバイトの信頼性やヒートシンクを好んで購入する方はいるでしょう」と語る。

 なお、ツートップ秋葉原本店は、フェイス秋葉原本店とともに7月24日から8月末までアスクの「夏休み延長Warrantyキャンペーン」を実施中だ。XFX製のRadeon搭載カード6モデルを対象に、購入後1カ月以内であれば不良品でなくても不満があれば返品に応じる取り組みだ。まもなくの終了を控えた同店は「7月後半から8月初旬はRadeon HD 5850カードを中心に割と好調に売れました。その後はFF14の結果でGeForce勢が盛り返したこともあって、落ち着いてしまいました。ただ、キャンペーン最終日の8月31日に購入すると、ちょうど1カ月後にFF14が発売されるので、本製品をプレイしたうえで継続利用を決められるというメリットが得られます。最後の花火が打ち上がるかもしれません」と最終日まで期待をこめていた。

ギガバイト「GV-R575SL-1GI」(写真=左)。PowerColor「AX5750 1GBD5-NS3DH」(写真=中央)。アスク「夏休み延長Warrantyキャンペーン」の対象モデル(写真=右)


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