GeForce GTS 450の登場と同じタイミングで、NVIDIA Graphics Driverの“260番台”が投入される。インストローラのユーザーインタフェースが変更されて、少ないクリック回数でインストールができたり、インストール処理がどこまで進んだかが把握しやすくなったりしたほか、PhysXや3D Visionなどの選択がチェックボックス式でできるなど、使い勝手の向上が図られている。また、3画面同時出力に対応する「NVIDIA Surround」、Blu-ray 3Dにも対応する。
今回評価で使用したのは、MSIの「N450GTS CYCLONE 1GD5/OC」だ。オーバークロックモデルであるとともに、クーラーユニットもMSIオリジナルの“CYCLONE”を採用する。そのため、リファレンスカードと比べ消費電力にある程度の違いが生じる可能性がある。比較のために測定したグラフィックスカードもメーカーオリジナルデザインのモデルが多いので、消費電力の比較は参考データとして考えていただきたい。
なお、オーバークロック版の扱いについては、GeForce GTS 450ではオーバークロック設定とGeForce GTS 450定格設定の2パターンで、GeForce GTX 460に関しては定格設定に変更した上で、そのほかの比較カードに関しては、発売から時間が経過していることを考慮して製品仕様のまま計測している(特にGeForce GTS 250は独自仕様が多すぎるため)。
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