Intelは、Sandy Bridgeのラインアップや各モデルの仕様について明らかにしていないが、少なくとも、アーキテクチャはローエンドからハイエンドまで、まんべんなくニーズをカバーできるようだ。また、Turbo Boost Technoloyの“伸びしろ”は拡大し、細かい電力制御が可能になった省電力技術など、ハイエンドPCとモバイルノートPCという、求められるものが両端になるCPUとして耐えうる性格をSandy Bridgeは有することになる。
Intelが投入した過去のCPUでは、Nehalemが当初ターゲットとしていたのは、サーバ、またはハイエンドPCの分野で、WestmereはローエンドPC、またはモバイルノートPCの分野といったように、特定の分野に強みを持たせるようにしていた。しかし、Sandy BridgeはノートPCとデスクトップPCの両方を視野に入れており、動作クロックの設定や搭載するコアの数によって、ローエンドからハイエンドまで幅広くカバーできる。現時点では不明だが、Sandy Bridgeはクアッドコア以上への拡張も比較的容易で、比較的早い時期に6コアや8コアのようなモデルが登場することも十分に考えられる。
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