音響のプロも「これなら認める」──妥協しない最高級ブランド「HP ENVY」の国内第1弾は“音楽に特化”ていおん!も、こうおん!もしっかり出る(2/2 ページ)

» 2010年09月30日 21時11分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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「ノートPCで、ここまで高音質を実現できたことはすばらしい」

photo 日本音響研究所の鈴木松美所長

 さらに日本HPは、HP ENVY14 Beats Editionの国内投入に先だって日本音響研究所に音質分析を依頼。“いままでのノートPCの内蔵スピーカーは使う気にならなかった──”という日本音響研究所の鈴木松美所長も納得させた。

 「ENVY 14 Beats Editionをこれまでのモデル(HP Pavillion Notebook PC dv6a)と比較分析した結果、5000Hz以上(中〜高音域)で音圧が高く、フラットな特性。あわせて、約750Hz付近(低音域)で約14デシベル音圧が高かった。高音域がフラットで音圧が高いことは映像コンテンツ視聴において重要な“音像の定位が鮮明──特に清涼感や清潔感にを与えるサシスセソ音がすっきり聞こえる”ようになることを示し、750Hz付近のブーストは構造上難しい低音の再生を擬似的に再現することで、“人間の聴覚特性を巧妙に利用した音作りを実現”していることになる。ノートPCの内蔵スピーカーで、ここまで高音質を実現できたことはすばらしい」(日本音響研究所の鈴木松美所長)


photophotophoto 日本音響研究所の分析によるENVYの音響特性

 「なぜ今、音楽特化モデルなのか。個人向けノートPCのラインアップにおいては、これまで音より軽量化やスリム化、PCそのもののパフォーマンスを重視する傾向にあったが、動画サイトへアクセスし、ライブビデオを再生/何かの作業をしながら“ながら音楽鑑賞”を行うなど、ユーザーの利用シーンも多様化してきている。HPは“何らかのインスピレーション”を感じない製品を作ってはダメと言っているが、“本気でノートPCで音楽を聞く”ならENVYが最適と自信がある。なお、音楽に特化したENVYは第1弾にすぎず、今後も“何かがとんがった”/“妥協しない”ラインアップを追加する考え。日本市場向け製品は特に、人間の持つ可能性・能力を引き出す、あるいはその家庭を楽しむツールとして使っていただける製品を今後も投入していきたい」(日本HP執行役 パーソナルシステムズ事業統括の岡隆史副社長執行役員)

photophotophoto 個人向け2010年秋冬モデルのラインアップ。高スペックのファイナルファンタジーXIV対応モデルも用意する
photophotophoto トリプルディスプレイモデルやハイスペックゲーマーPCなど、国内ユーザーにニーズのある“とんがった”モデルは今後も継続して投入していくという

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