レビュー
» 2010年10月06日 15時45分 UPDATE

自由になりたくないかーい?:iPadアクセサリーを試す――ケース紀行 第4回 (1/2)

星の数ほど登場しているiPad専用ケースだが、今回はリンクスインターナショナルが扱う“OZAKI”ケースをチェックした。

[王深紅(撮影:矢野渉),ITmedia]

フラップタイプとスタンダードな収納ケースの2種類を試す

 リンクスインターナショナルは、“OZAKIブランド”のiPad/iPhone関連製品を多数扱っている。このOZAKIブランドは台湾OZAKI INTERNATIONALの製品で、古くは怪しげなスピーカーでアキバ界隈に名をはせたこともあったが、今ではiPhoneやiPod、iPadのアクセサリーを大量にリリースしている。今回は、iPad専用のケースを2種類取り上げよう。


純正ケースよりもスリムな「iCoat Notebook」

ht_1009oz01.jpg 「iCoat Notebook」のパッケージ

 まずは、アップル純正ケース「iPadケース」の対抗馬となる「iCoat Notebook」だ。純正のケースで特徴的だった、フラップを折りたたむことでスタンドのように立てかけて利用するギミックを踏襲していながら、さらに小型かつスリムに仕上がっているのが見どころとなっている。

 本体のサイズは、フラップを畳んだ状態の実測値で197(幅)×246(奥行き)×20(厚さ)ミリと、199〜202(幅)×253(奥行き)×28(厚さ)ミリの純正ケースよりもコンパクトだ。これは、純正ケースの周囲にあった約3ミリのヒダがないのが大きい。また、純正ケースはiPadを収納する際にベロをiPad下部に押し込む必要があったが、本製品はiPadをケースにパチンと上からはめ込むだけで済む。ただ、重量はケースのみで約224グラムと純正ケースよりも50グラムほど重く、iPadと合わせると約915グラムになるが、前述のヒダもなくカバンへの収納はスムーズに行える。

 ヘッドフォンやマイク、電源/スリープボタンをはじめ、Dockコネクタや内蔵スピーカー部分は大きく開口しており、ボタン操作やケーブルの接続に困ることはない。純正ケースでやや押しづらかったスクリーン回転ロックボタンや、音量調整ボタンも問題なく操作できる。

 フラップはノドから約45ミリのところで折り曲げられ、底面にある切り込みに差し込むことでスタンドとして扱えるようになる。縦置き/横置きどちらにも対応しており、フォトスタンドやYouTubeの視聴時に重宝する。横置き時は約15度の傾斜が付くので、メモ書き時にキー入力がやりやすい。

ht_1009oz02.jpg ホワイトカラーのケースを開いたところ。右側にiPadをはめ込む
ht_1009oz03.jpg iPadを装着したところ。ケースの上からはめ込むだけで済む
ht_1009oz04.jpg こちらはケースの裏面。左側の出っ張りは、フラップを差し込むためのものだ

ht_1009oz05.jpg フラップを折りたたむと、約15度の傾斜が付く。ノドから約45ミリのところで折り曲がるのは純正ケースと同様だ
ht_1009oz06.jpg キー入力がしやすく、eBook/電子書籍を読む際にもちょうどいい。フラップが不意に外れる心配もない
ht_1009oz07.jpg フリップを折りたたむと、横置きや縦置きでの利用が可能になる

計3つのカラバリとガラバリで展開

 ケースの素材は、純正ケースと同じマイクロファイバーだが、ゴムのような柔らかな手触りだった純正ケースと異なり、本製品は外側が合成皮革なのでより硬質だ。表面はざらついた感触だが、純正ケースで見られたホコリの付着は最小限で済む。カラーおよび柄のバリエーションは全3製品がラインアップされており、クロスデザインが施されたホワイト(IC836L)、同じ柄のブラック(IC836G)、そして、レザー調のブラック(IC836U)で構成される。

 実売価格は5000円前後で、純正ケースに比べて1000円ほど高いが、パッケージは透明なプラスチックで覆われ、取っ手が付いたバッグ状になっている。純正ケースのスタンド機構は魅力だが、ゴムのような手触りがなじめなかった……、黒以外のケースが欲しかった……というユーザーには最適な製品といえるだろう。

ht_1009oz08.jpght_1009oz09.jpg 3タイプのカラバリ/ガラバリが用意される(写真=左)。ブラックは表面の柄により2種類ある。ケース内側の左下に、“OZAKIロゴ”が刻印されている(写真=右)

PC USER編集部Tのインプレッション

 アップル純正ケースに近い設計のシンプルなカバー付きケース。クッション性はないが、かさばらずタイトにiPadを収納でき、カバーを折り返してスタンドに変形させる機能もあり、使い勝手は良好だ。外側はクロスデザインを施した合成皮革で、パッと見は革張りノートブックのような品のよさがある。サラサラとした手触りで、黒は汚れが付きにくく(白はさすがに汚れやすいが)、ある程度ラフに扱えるのもいい。ユニークな機能はない半面、普段使いのケースとして不満がなく、完成度はなかなか高い印象を持った。


PC USER編集部Hのインプレッション

 アップルの純正ケースより若干重いが、革のような手触りのケースは、ホコリが付着しやすかった純正ケースにはないアドバンテージだ。iPadもはめ込むだけできちんと固定されるので、移動時にiPadが外れたりぐらつく心配がないのも好印象だ。

 好みは、純正ケースにはないカラーのホワイトで、実際に2カ月ほど使ってみたが、さすがに長期間使うと汚れが目立ってくる。しかしそれが味となり、いいあんばいだ。OZAKIロゴが目立たない内側にあるのも心憎い。リンゴマークに忠誠を誓わないのであれば、本ケースは購入候補の最右翼にあげてもいい仕上がりだ。


PC USER編集部Oのインプレッション

 純正ケースに比べてやや重いが、外装は硬化でカッチリと作られており、ちょっとした衝撃にも強そうな印象を受ける。また、着脱が容易なわりにしっかりと固定できる点も好印象だ。ただ、ラバー素材のしっとりとした触り心地を持つ純正ケースのほうが個人的には好みで、外装の模様も(特にブラックモデルは雨に濡れた後の皮のようで)気に入らなかった。価格を考えるとやや微妙なラインといったところ。


       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

-PR-