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» 2010年10月13日 13時29分 UPDATE

そういえばあまり理解していなかったかも:改めて知る、「Windowsのダウングレード権」とは (1/2)

Windows 7のダウングレード権を利用した“XPプリインストールPC”の販売が2010年10月22日で終了となる。XPにしたい場合、今後はどうするか。改めてダウングレード権とは何かをチェックする。

[岩城俊介,ITmedia]

「Windowsのダウングレード権」とは何か

Windows XP 販売終了まで
2007年1月 Windows Vista発売
2008年6月末 Windows XPパッケージ販売終了
Windows XP搭載PCの販売(OEM版の提供)終了
2009年10月 Windows 7発売
2009年11月 ボリュームライセンスディスクキットの提供終了
(以降、DLのみの提供)
2010年10月22日 ダウングレード権を行使したXPプリインストールPCの販売終了

 Windows XPプリインストールPC──2010年10月現在、正確には「Windows 7 Professionalのダウングレード権を行使した、Windows XP ProfessionalプリインストールPC」(以下、XPプリインストールPC)の販売が2010年10月22日に終了する。

 改めて「Windowsのダウングレード権」とは何か。

 Windows 7のダウングレード権は、Windows 7 Professional/UltimateのOEM版(主にメーカーPCにプリインストールされるもの)およびDSP版(主に特定のパーツと一緒に店頭販売するパッケージ製品)、ボリュームライセンスプログラムにおけるWindows 7 Professional以上を所持するエンドユーザーに権利が与えられるもので、ライセンスOS(例えばPCにプリインストールされていたもの)の代わりに旧バージョンのOSを使用することが許諾される。

 ダウングレードは同一エディションかつ同一言語のみ可能とし、ダウングレードOSとライセンスOSを両方同時には使用できないルールとなる(ダウングレード後、元のライセンスOSに戻すことは可能)。


photophoto Windows 7のダウングレード権について

 販売方法別ダウングレード可能範囲の違いは以下の通り。

販売方法 ダウングレード可能な範囲
OEM版、DSP版Professional/Ultimate 原則として最新OSの1バージョン前のOSへのみダウングレードが可能(例えば、Windows 7の場合はWindows Vista)。ただし、OEM版Windows 7は「特例」で(2バージョン前となる)Windows XPへのダウングレードまで許諾
ボリュームライセンス 過去すべてのOSバージョンにダウングレードが可能(Windows 7のライセンスで、Windows 95にダウングレードすることも可能)

photo Windows 7ダウングレード権の特例として、2つ前のWindows XPにもダウングレードできる

 Windows 7 ProfessionalはWindows Vista Business/Business x64 EditionかWindows XP Professional/Professional x64 Edition/Tablet PC Edition、Windows 7 UltimateはWindows Vista Ultimate/Ultimate x64 EditionかWindows XP Professional/Professional x64 Edition/Tablet PC Editionへダウングレードできる。上記条件の通り、Windows 7 Home Premium/Starterにはダウングレード権はなく、同じくWindows XP Home EditonやWindows Vista Home Premium/Basicなどにはダウングレードできない。

 2010年10月22日の「XPプリインストールPCの販売終了」は、PCメーカーがBTOメニューなどにて実施する、Windows 7 ProfessionalあるいはWindows Vista Businessのダウングレード権を行使したWindows XP ProfessionalプリインストールPCの新規販売、およびWindows XP Professionalのダウングレードメディアを同梱したPCの出荷が終了する──ことを示す(10月22日以前にPCメーカーより出荷され、量販店の在庫などとして市場に流通するPCはそれがなくなるまで販売は可能)。

 こちらはいわゆる新規販売のみ終了となり、エンドユーザーにおいては今後もダウングレード権は行使できる。ユーザーが保持する正規ライセンスを使用し、前述のダウングレード可能な条件下で、例えばWindows 7 ProfessionalからWindows XP Professionalにダウングレードすることは可能だ。同じく、代行インストール業務を担うサービスプロバイダが適応条件を満たす顧客の要望に応じてダウングレード作業を行うことも認められる。

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