インタビュー
» 2010年10月21日 14時00分 UPDATE

Netbookはもう終わり?「いや、キミのはワイヤーブラシで“ガリッ”できるかい?」:日本ユーザーのために“自己修復”──新型「LaVie Light」は、何が変わったのか (1/4)

Netbookでは物足りない──そんなNetbookの枠を取り払ったミニノートPCがNECの「LaVie Light」だ。国内メーカーが日本ユーザーの声を反映した特徴を多数取り入れたという新型LaVie Lightは、どこがどう進化したのだろうか。

[坪山博貴,ITmedia]

小さく、軽く、長時間動作、さらに使い勝手を考慮 LaVie Lightは「日本ユーザーのためのミニノートPC」

photo NEC「LaVie Light BL550/CS6R」(プラバーレッド)

 「Netbookは、そろそろ終わり?」──そんな声が聞こえる2010年後半、NECは2010年PC秋冬モデルとしてミニノートPC「LaVie Light」シリーズをモデルチェンジして投入した。

 Lavie Lightシリーズの2010年秋冬モデルは、先代となる2010年夏モデルBL*50/BSからBL*50/CSと型番の末尾が変更されたのみで、一見するとマイナーチェンジに思えてしまうが、Lavie Lightシリーズとしては初となるデュアルコアCPUを搭載しただけでなく、1366×768ドット表示に対応する液晶ディスプレイやOSにWindows 7 Home Premiumを採用(上位のBL550/CS)し、いわゆる今までのNetbookの型にはまらない、“普通に使えて、手軽に持ち運べるミニノートPC”として一新している。

 今回は、この新型LaVie Light BL550/CSの使用感をチェックしつつ、NECのLaVie Light開発チームに「何が違うか、どこを見てほしいか」を中心とする進化のポイントを聞いた。


 まずはBL550/CSの仕様を確認しよう。CPUはデュアルコアでHyper-Threading Technology(以下、HT)対応のAtom N550(1.5GHz)を採用する。動作クロックこそ夏モデル BL550/BSに採用したAtom N470の1.83GHzから下がっているが、デュアルコアであること、そして2次キャッシュも倍の1Mバイトを搭載しつつ、HTにより4つのスレッドを同時に処理できるため、クロックが下がった分を差し引いても潜在的なCPU処理能力は先代より高いといえる。

 メインメモリはPC3-8500対応のDDR3 SDRAMを2Gバイト、ディスプレイは一般的なNetbookより高解像度となる1366×768ドット表示に対応する10.1型ワイドの液晶ディスプレイ(高輝度なスーパーシャインビューLED液晶パネル)を搭載する。通信機能にIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとモバイルWiMAXに対応するコンボモジュールを搭載する。

 従来モデルより継承する小型ボディも、“よりモバイルで利用しやすいよう”デザインを一新した。従来モデルと比べ、幅は約5ミリ、奥行きは約18ミリ小さくなり、重量も約120グラム軽い約1.22キロ(大容量のLバッテリー搭載時。上位のBL550/BSは、このLバッテリーが標準で付属。下位モデルに付属するMバッテリー搭載時は約1.06キロとなる)と、小型・軽量化された。Lバッテリー装着時の動作時間は、先代の約8.4時間から約10.1時間と、より長くバッテリーで動作するようになった。

photophoto BL550/CSの本体サイズは253(幅)×194.5(奥行き)×25.7〜44.9(厚さ)ミリで、重量は約1.22キロ。標準で大容量のLバッテリーが付属し、約10.1時間も動作する(従来モデルでは約8.4時間)
photophotophoto Lバッテリーのため、キーボード面は若干傾斜が付く。底面への出っ張りがなくなるMバッテリーもオプションで用意する。こちらは約5.1時間(従来モデルで約4.1時間)動作となる(下位モデルのBL350/CWは、Mバッテリーが標準)

 このほか、「スクラッチリペア」処理を施した天面パネルを新たに採用したのもポイントだ。このスクラッチリペア仕様の天面は、キズを自己修復する特性を持つ特殊なフィルムとともに形成しており、バッグへの収納時や使用中の接触など、使用しているといつの間にか付いてしまいがちな細かなこすりキズを修復してくれるもの。今までは従来はLavie J(直販モデルではLavie G TypeJ)の一部のモデルでのみ採用されていた、やや高コストな仕組み(仕組みは異なるものだが)である。

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