マイクロソフト、年末に向けたプロモーションを紹介PowerPointは編集ソフトです!(1/2 ページ)

» 2010年11月08日 20時46分 公開
[長浜和也,ITmedia]

自宅で仕事をするなら“Professional”でしょう

 マイクロソフト執行役ホーム&エンターテイメント事業本部リテールビジネス事業部長の五十嵐章氏は、WindowsインストールPCの販売状況に触れ、日本におけるWindowsインストールPCの販売台数は2008年の7〜9月期と比較して、2009年7〜0月期には106%、2010年7〜9月期では114%と伸びていることを示し、特に2010年の実績について、2009年に好調だったNetbookではなくスタンダードPCにユーザーの選択がシフトし、2010年7〜9月期におけるスタンダードPCの売り上げ台数の成長が2009年7〜9月期の133%であったことに注目していると述べた。

 このように好調だったPC販売を受けて、マイクロソフトはWindows 7のプロモーションを進めているが、個人の家庭利用ではWindows 7 Home Premiumにフォーカスを当てて、地上デジタルチューナー対応、Windows Live、3D立体視対応を訴求する一方、ビジネス利用ではXP Modeのサポート、ファイルやフォルダの暗号化対応、ネットワークデバイスへの自動バックアップが可能なWindows 7 Professionalをアピールする。しかし、五十嵐氏は「ユーザーの58%は自宅で仕事をしているが、Windows 7 Professionalは売り上げ構成で4%に過ぎない」として、個人ユーザーに対するWindows 7 Professionalのプロモーションにも力を入れていくと語った。

WindowsをインストールしたPCの売り上げは2010年も成長している。特にNetbook以外のスタンダードPCが前年同期から133%の規模になっている(写真=左)。家庭向けにはHome Premium、ビジネスにはProfessionalを訴求するマイクロソフトだが、自宅で仕事をするユーザーに向けてProfessonalを拡大していきたいという(写真=右)

1周年にあわせた「限定販売」企画

 Windows 7が登場してもうすぐ1年が経とうとしているが、これにあわせて、ソフトバンクBBが1周年記念プロモーションとして地上デジタルチューナーをバンドルした「Home Premium アップグレード地デジおまかせパック」など3種類の優待パッケージを数量限定で投入するほか、マイクロソフトもWindows 7 Professionalのプロモーションで、店頭展開を強化している。

 Microsoft Office 2010では、販売推移が2009年末の登場当初と比べて2010年7〜9月期には1.8倍に成長、2009年12月と2010年9月のそれぞれ1カ月だけを比べても1.5倍という実績だったことを五十嵐氏は示している。そのOffice 2010関連プロモーションでもソフトバンクBBが限定優待パッケージを用意して11月12日から発売する。この優待パッケージでは、Office Home and Business 2010通常版、または、アップグレード優待パッケージとWireless Mobile Mouse 4000のシャンパンゴールドカラーをセットにする。また、五十嵐氏はOffice for Mac 2011にも言及し、ユーザーからのフィードバックでは、スピードに関する評価が高いことを紹介した。

Windows 7の登場1周年にあわせてソフトバンクBBは、優待パッケージを数量限定で発売している

年末は「マイクロまいこ」と「冴子2010」が競演!

 五十嵐氏は販売店に対するサポートの取り組みについても説明した。マイクロソフトでは、販売店に対する製品トレーニングを継続して実施ししているが、常に最新の製品情報やプロモーション情報を提供することで、店頭におけるマイクロソフト製品の好調な販売を支えているとしている。

 販売店スタッフに向けたトレーニング「エキスパートプログラム」では、製品販売の基礎知識を備える「Siler」資格や店頭デモンストレーションが行えるスキルを持つ「Gold」資格を保持するスタッフの育成を行っており、Windowsでは1万3000人(1100店舗)、Officeでは5800人(340店舗)、Office for Macでは400人(160店舗)の有資格者が誕生しているという。

 2010年年末商戦に向けたプロモーションとしては、11月27日から12月19日にかけて全国13店舗で店頭デモイベントが行われる。Windows 7関連では、Windows Live Essentials、Windows Professionalを訴求、Office 2010関連では、「動く年賀状の作り方」といった季節に合わせたサービスが行われる。また、12月18日と12月19日のイベントでは、ビックカメラ有楽町店本館とヨドバシカメラマルチメディアAkibaにWindows Liveアドバイザーキャラクターの「マイクロまいこ」とMicrosoft Officeプロモーション担当キャラクターの「冴子2010」が登場する予定だ。

販売店に対する継続的なトレーニングプログラムもマイクロソフト製品の好調な業績を支えている(写真=左)。11月27日から12月19日にかけて店頭デモイベントを展開する。12月18日と12月19日には「マイクロまいこ」「冴子2010」も登場予定だ(写真=右)

 11月20日に日本市場でも販売が始まる「Kinect for Xbox 360」では、日本市場における販売プロモーションのために、全国5500店舗のXbox売り場を10月より順次リフレッシュするほか、11月からは全国に5店舗設けるXbox注力売り場をリニューアル、また、家族向け販売のためにコンビニエンスストアや玩具専門店での取り扱いを拡充し、販売店スタッフ向けのトレーニングを全国規模で実施するという。

 さらに、11月からは、Kinectの体験ができる大型ディスプレイを全国100店舗に設置し、店頭解説、デモの専属スタッフを全国50店舗に配置する。また、週末を中心に全国30店舗でKinect体験イベントを行う予定だ。

11月20日に日本でも発売されるKinect for Xbox 360でも、年末に向けてプロモーションを実施する。全国の店舗で売り場のリフレッシュや拡充、販売スタッフ向けのトレーニングを行うほか(写真=左)、体験イベントを展開する(写真=右)

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