グラフィックスカードは、GeForce GTX 580カードを除いても粒ぞろいだった。変わり種のハイスペックカードとして人気を得たのは、ASUSTeKのRadeon HD 5870カード「EAH5870/2DIS/1GD5/HEMLOCK」だ。HD 5870を2基搭載した限定モデル「ARES」用にストックしていた“HEMLOCK”コアを採用したカードで、価格は3万5000円弱。
クレバリー1号店は「基本的な使用はほかのHD 5870カードと同じですが、オーバークロック耐性が高いという特徴があります。いろいろとグラフィックスカードを改造して遊びたいという人には面白いカードだと思いますね」と話していた。
ワークステーション向けでは低価格な6万円弱のELSA製Quadro 2000カード「EQ2000-1GER」も先週デビューした。2基のDPと1基のDVI出力を備え、GDDR5メモリを1Gバイト搭載する。T-ZONE.PC DIY SHOPは「買いやすい価格ですし、1スロットの空きで使えるので、ニッチながらもニーズは確実にあると思います」と語る。
なお、フェイス秋葉原本店は、EQ2000-1GERや、11月初旬に登場したGDDR5メモリを6Gバイト搭載する「Quadro 6000(EQ6000-6GER)」を含めたELSAの最新Quadroカードの店頭販売を始めている。取り扱う4モデルは店頭に在庫を確保しているのがポイント。
同店は「ニッチな需要にも即座に対応できるのが、アキバにあるPCパーツショップの魅力だと思います。取り扱っていても、発送は後日ということになると、仕事で使っていたカードが壊れて、大急ぎでウチに来ていただいた方の要望に応えきれません。すぐに実物を渡せるということが重要だと考えています」と新規の商品をアピールしていた。
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