先週登場したPCI Express接続パーツの目玉は2つ。まずはPCI Express x4接続のOCZ製SSD「RevoDrive X2」シリーズだ。今年8月末から出回っているRevoDriveの後継モデルで、SSDコントローラを従来の2個から4個に増やしたことによりさらに高速な転送環境を実現している。入荷が確認できたのは、240Gバイトと160Gバイト、100Gバイトの3タイプで、240Gバイトモデルはリード最大740Mバイト/秒、ライト最大720Mバイト/秒を実現している。160Gバイトと100Gバイトモデルはリード速度が同じで、ライト速度は最大690Mバイト/秒。価格は順に8万円弱、6万5000円前後、5万5000円弱だ。
TSUKUMO eX.は「240Gバイトでも8万円以下なので、かなり現実的なヒットモデルになりそうです。あまり使用用途のないx4スロットが使えるというメリットも大きいですね」と評価していた。
もう1つは、ASUSTeKの「ROG Xpander」だ。同社のマザーボード「Rampage III Extreme」と「Rampage III Formula」用のドーターカードで、マザーにある2基のPCI Express x16スロットに装着してx16スロットを4基に拡張する。カード上にNVIDIA NF200チップを2基搭載しており、4基のスロットはすべてx16動作で利用できる。価格は1万2000円前後だ。
TSUKUMO eX.は「2段占有の厚みがあるカードを4本並べて挿せる仕様なので、4-Way SLIを構築する人には魅力的なオプションですね。ただし、背面ブラケットの位置がずれるのと、マザーボードの下部に少しはみ出すのとで、普通のケースでは装着は難しいでしょう」と話していた。
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