MSIの「P67A-GD65」「P67A-GD55」であそこのヒートシンクを外してみたイマドキのイタモノ(2/2 ページ)

» 2010年12月03日 00時00分 公開
[長畑利博,ITmedia]
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気になる拡張性をチェック

 拡張スロットは標準的なレイアウトで、グラフィックスカードに対応するPCI Express x16が2基(青いスロット)とPCI Epxress x1が3基、一番下にPCIスロット2基という構成だ。スロットの下には、フロントパネル用のオーディオやUSB 3.0、IEEE1394などのコネクタが並ぶ。

 メモリスロットは4基で、サポート可能なメモリクロックはDDR3-2133までとなる。これは「OC Genie II」でサポートされるメモリ部分のオーバークロックなど、MSIが独自に対応する領域だ。なお、マザーボードのマニュアルでは最大容量が16Gバイトとされている。

 Serial ATAは、Marvellの専用コントローラー「SE9128」を実装する。Serial ATA 3Gbps対応を4基(黒いコネクタ)用意したほか、Serial ATA 6Gbps対応(白いコネクタ)も4基備える。USB 3.0でもNECの専用コントローラ「μPD720200」を採用して、4基(バックパネルに2基、オンボードに2基)が利用できる。USB 3.0やSerial ATA 6Gbpsが利用できるインタフェースが従来の製品より増えて、拡張性は強化されたといえるだろう。

メモリスロットは4基。オーバークロックでMSIが独自にサポートするメモリクロックはDDR3-2133まで(写真=左)。メモリスロットの下には、MSIの独自機能でテスターを使ってマザーボードの各ユニットの駆動電圧をリアルタイムで測定できる「V-Check Point」が実装されている(写真=中央)。拡張スロットはPCI Express x16が2基とPCI Epxress x1が3基、一番下にPCIスロット2基という構成。グラフィックスカードを2枚差しした場合、PCIスロットは使えない可能性が高い(写真=右)

P67A-GD65では、Marvellの「SE9128」をSerial ATA 6Gbps専用コントローラとして実装する(写真=左)。Serial ATAコネクタは、黒と白の2色に分かれており、3Gbps対応が黒、6Gbps対応が白となっている(写真=中央)。一方、P67A-GD55は、SE9128を実装せず、Serial ATAのインタフェースも6Gbps対応が2基に減る(写真=右)

バックパネルはUSB 2.0を8基、eSATAを2基、USB 3.0が2基という高い拡張性を持つ(写真=左)。USB 3.0はバックプレートに2基、付属ブラケットに2基用意されている。4基のUSB 3.0を制御するため、コントローラのNEC「μPD720200」を2個実装する(写真=中央、右)

有線LANのコントローラはRealtekの「RTL8111E」を実装(写真=左)。サウンドコントローラも同じRealtekで8チャネルHDオーディオに対応する「ALC892」を採用する(写真=中央)。IEEE1394コントローラにはVIAの「VT6308P」を載せている(写真=右)

Super I/Oコントローラは「Fintek F71889」(写真=左)。その左にある「ASM1083」は、PCI Express-PCIブリッジコントローラだ(写真=中央)。なお、RAIDコントローラとしてJMicronのJMB362を実装し、RAID 0、1、JBODの構築ができる(写真=右)

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