AMD、6コアとデュアルコアのPhenom IIで最上位モデル

» 2010年12月07日 14時01分 公開
[ITmedia]
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 「Phenom II X6 1100T Black Edition」は、AMDのコンシューマー向けPhenom IIの最上位モデルで、動作クロックは3.3GHz、「Turbo CORE Technology」有効時で最大3.7GHzに達する。そのほかの仕様は既存の“Thuban”世代のPhenom II X6 1090T Black Editionと共通する。

 45ナノメートルプロセスルールを採用し構成トランジスタ数は9億400万個。ダイサイズは346平方ミリメートルで、AM3に対応する。最大TDPは125ワット。2次キャッシュメモリはコアごとに512Kバイト(CPU全体で3Mバイト)、3次キャッシュメモリはコア共有で6Mバイトとなる。Black Editionなので倍率設定ロックも解除できる。

 統合されたメモリコントローラはUnregistered DDR2-1066〜DDR3-1333MHzをサポート(メモリバス幅は128ビット)。CPUとチップセットを接続するHyperTransportはVersion 3.0で転送レートは最大4Gバイト(上り2Gバイト、下り2Gバイト)となる。

 「Phenom II X2 565 Black Edition」は、Phenom II X2シリーズの“Calisto”で最高クロックとなる3.4GHzのモデル。Black Editionなので倍率設定ロックも解除できる。45ナノメートルプロセスルールを導入して構成トランジスタ数は7億5800万個、ダイサイズは258平方ミリメートル。最大TDPは80ワットに設定されている。

 2次キャッシュメモリ容量はコアごとに512Mバイト(CPU全体で1Mバイト)で、すべてのコアで共有する3次キャッシュメモリは6Mバイト搭載する。統合されたメモリコントローラはDDR3-1066まで対応。CPUとチップセットを接続するHyperTransport 3.0の転送レートは4Gbps(上り2Gbps、下り2Gbps)となる。

 実売予想価格は、Phenom II X6 1100T Black Editionが2万4980円、Phenom II X2 Black Editionが1万1000円の見込み。いずれのモデルも、出荷は12月10日午前0時1分に開始する。

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