ASUSの“MAXIMUS”シリーズは、パフォーマンスを何よりも重視するPCゲームユーザーやオーバークロッカーに向けた、同社マザーボードで最上位となるラインアップだ。それだけに製品に導入される機能やオンボードで実装されるコントローラ、さらに、オーバークロックのチューニング設定やハードウェアの状況把握に利用する各種インタフェースなど、自作PC魂を刺激するハードウェアを満載した基板の姿は、弊社の“基板萌え女子”(20歳台)に「大都市の映像を見ているような美しさ」といわしめるほどの機能美を備えている。
その、MAXIMUSシリーズで“Intel 6シリーズチップセット”を搭載するモデルとして「MAXIMUS IV Extreme」のサンプルボードが公開された。“赤と黒”で構成されたカラーリングや、LEDを内蔵したとみられる専用ボタンやヒートシンク、実装された多彩なコントローラなど、外見だけでも多機能高性能な実力を感じさせてくれる。
すでにASUSは、Intel 6シリーズチップセットを搭載するマザーボードに関する情報を11月に公開している。そこでは、Unified EFIを導入した「EFI BIOS」やBluetoothで接続したタブレット端末でリモートコントロールができる「ASUS BT GO!」のほか、R.O.G.シリーズで導入される新機能としてワイヤレス接続したiPhoneとiPadでオーバークロック設定が行える「ROG iDirect」や、GPUのROG Connectで接続した別のPCからGPUのオーバークロック設定が行える「GPU TweakIt」などが紹介された。ASUSはこれらの機能を実装するマザーボードとして具体的な製品名を挙げていないが、MAXMUS IV Extremeで導入される可能性は高い。
ただ、例によって例のごとく、これまで紹介してきた“Intel 6シリーズチップセット”搭載マザーボードのフォトレビューと同様、MAXIMUS IV Extremeで動作するCPUが存在しないので、今回も性能や機能を実際に試した検証は行っていない(台湾でマザーボードもCPUも売っているとかいないとか、という指摘には、ここは日本なんで、とお答えしておきたい)。
とにもかくにも、2011年早々に予定されている“SandyBridge”世代のCPU登場に備えて、ここでは、MAXIMUS IV Extremeに用意されたスロットのレイアウトやオンボードコントローラ、専用スイッチを画像で紹介しよう。
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