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» 2010年12月31日 15時00分 UPDATE

イマドキのイタモノ:グラフと写真で振り返る2010年のマザーボード (1/2)

2010年の“イマイタ”レビューに登場したマザーボードは9モデル。その性能と仕様の進化をベンチマークテストのグラフと製品画像で振り返る。

[長浜和也,ITmedia]

進化するAMDの8シリーズ、というよりSB850

 2010年のマザーボードは、USB 3.0とSerial ATA 6Gbpsといった新しいインタフェースのサポートと、ハイエンドモデルにおけるオンボード実装機能を競った1年だった。

 “イマイタ”レビューで、2010年の最初に登場したのは、AMD 890GXを搭載したASUSの「M4A89GTD PRO/USB3」だ。グラフィックスコアをノースブリッジに統合した上位モデルのチップセットを載せているが、統合されたグラフィックスコアはその前のモデルと同じクラスのRadeon HD 4290で、DirectX 10.1対応のまま。コアクロックを700MHzと上げているのが数少ない変更点だった。

 一方、サウスブリッジとして組み合わせたSB850では、Serial ATA 6Gbpsに対応するなど機能を強化した。ただ、USB 3.0には対応せず、M4A89GTD PRO/USB3では、専用コントローラとしてNECの「μD7200200F1」を実装してUSB 3.0を利用できるようにしている。また、ASUSが独自に用意した機能として、「MemOK」「Turbo Key II」とともにCPUのDisableなコアを有効する「CORE UNLOCKER」を備えていた。

 性能評価では、統合されたグラフィックスコアの性能をインテルの“Clarkdale”世代となる「Core i5-661+Intel H55 Expressチップセット」の組み合わせと比較したが、SYSmark2007と3DMark Vantageでは及ばず、ストリートファイターIVベンチマークテストやTHE LAST REMNANTでは条件によって上回ることが確認できた。

kn_imaitamb_04.jpg AMD 890GX搭載マザーボードの「M4A89GTD PRO/USB3」。2本のPCI Express x16スロットのうち上段のスロットには「VGA Switch Card」が装着されていた。IGP側チップの横にはサイドポートメモリも実装する。バックパネルのディスプレイ出力はDVI-D、HDMI、アナログRGB出力の3種類。製品名からも予想されるように、USB 3.0をサポートしており、バックパネルには青いUSB 3.0ポート×2が確認できる

kn_imaitamb_01.jpg SYSMark 2007 Preview Patch-5(v1.06)
kn_imaitamb_02.jpg 3DMark Vantage Build 1.0.1
kn_imaitamb_03.jpg ストリートファイターIVベンチマークテスト

B.E.M.P.とはなんぞや

 AMD 890FXチップセットを搭載するマザーボードとして紹介したのは、同じASUSの「Crosshair IV Formula」だ。こちらは、ゲーマーやオーバークロッカーを意識した「R.O.G.」シリーズに属する製品で、レビューでは、AMD 890FXの性能とともに、AMDが提唱する「AMD Black Edition Memory Profiles」(B.E.M.P.)に基づいて、ノースブリッジの動作クロックと駆動電圧を上げたオーバークロック効果も検証している。

kn_imaitamb_12.jpg ASUSのAM3マザーボードとして最上位モデルになる「Crosshair IV Formula」。オンボードに各種の機能ボタンが用意されるほか、メモリスロットの右下にはオーバークロックに特化した「Go Button」を搭載。「SupremeFX」と刻印されたX-Fi対応サウンドチップも実装する

kn_imaitamb_09.jpg PCMark Vantage Build 1.0.1.0
kn_imaitamb_10.jpg PCMark 05 Build 1.2.0
kn_imaitamb_11.jpg MediaShow Espresso (FullHD MPEG2→PSP)

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