AMD、第2世代のDirectX 11対応モバイルGPU「Radeon HD 6000M」シリーズ

» 2011年01月05日 19時00分 公開
[ITmedia]
「AMD Radeon HD 6000M」シリーズ

 AMDは1月4日、ノートPC向けのモバイルGPU「AMD Radeon HD 6000M」シリーズを発表した。

 同社の第2世代目となるDirectX 11対応モバイルGPUで、製品名から「ATI Mobility」が省かれ、製品名の数字末尾に「M」が付くようになった。「AMD Eyefinity」による最大6画面出力、「AMD HD3D」による3D立体視対応、「AMD EyeSpeed」による動画支援やGPUコンピューティングのサポートといった機能を備える。

 ラインアップは、上位からRadeon HD 6900M、6800M、6700M、6500M、6400M、6300Mを用意。主なスペックは下表にまとめた通りで、ストリームプロセッサ数をはじめとする基本スペックやEyefinity、CrossFireX、動画再支援機能(UVD3/UVD2)などの対応が異なる。最新のUVD3ではMPEG-4 MVC(Blu-ray 3Dで使われる)やDivX、Xvidといったコーデックの再生支援を行えるようになった。インタフェースはHDCP対応デュアルリンクDVI、DisplayPort 1.2/1.1、HDMI 1.4a、アナログRGBの出力をサポートする。

 なお、同GPU搭載のノートPCは、2011 International CESの開催期間中にラスベガス・コンベンション・センター内グランドロビーの「The Wired: Make a Scene」ブースで参考展示される。

AMD Radeon HD 6000Mシリーズの主な仕様
製品名 6900M 6800M 6700M/6600M 6500M 6400M 6300M
ストリームプロセッサ 960 800 480 400 160 80
テクスチャユニット 48 40 24 20 8 8
Z/Stencil ROP 128 64 32 32 16 16
カラーROP 32 16 8 8 4 4
コアクロック 580〜680MHz 575〜675MHz 500〜725MHz 500〜650MHz 480〜800MHz 500〜750MHz
メモリ GDDR5 GDDR5 GDDR5/DDR3 GDDR5/DDR3 GDDR5/DDR3 DDR3
メモリバス幅 256ビット 128ビット 128ビット 128ビット 64ビット 64ビット
メモリクロック 900MHz 900MHz〜1GHz 800〜900MHz 900MHz 800〜900MHz 800〜900MHz
メモリデータレート 3.6Gbps 3.6〜4Gbps 3.2〜3.6Gbps GDDR5、1.6〜1.8Gbps DDR3 3.6Gbps GDDR5、1.8Gbps DDR3 3.2Gbps GDDR5、1.6〜1.8Gbps DDR3 1.6〜1.8Gbps
メモリ転送速度 115.2Gバイト/秒 57.6〜64Gバイト/秒 51.2〜57.6Gバイト/秒 GDDR5、25.6〜28.8Gバイト/秒 DDR3 57.6Gバイト/秒 GDDR5、28.8Gバイト/秒 DDR3 25.6Gバイト/秒 GDDR5、12.8〜14.4Gバイト/秒 DDR3 12.8〜14.4Gバイト/秒
Eyefinity 6画面出力 6画面出力 6画面出力 6画面出力 4画面出力 4画面出力
CrossFireX
HD3D ○(BD 3D対応) ○(BD 3D対応) ○(BD 3D対応)
動画再生支援 UVD3 UVD2 UVD3 UVD2 UVD3 UVD2
DisplayPort 1.2 1.1 1.2 1.1 1.2 1.1
HDMI 1.4a 1.4a 1.4a 1.4a 1.4a 1.4a

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