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» 2011年03月22日 11時30分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:「まだ平常時の水準ではありませんが……」 乾電池とUPSが売れるアキバ (1/4)

大地震から1週間以上が経過し、アキバの人通りは徐々に戻ってきている。物流もある程度回復し、H67のmini-ITXマザーやGeForce GTX 550 Tiカードなどが店頭に並んだ。

[古田雄介(ぜせ),ITmedia]

「エネループは潤沢にありますよ」――乾電池とUPSの需要が急激に高まる

og_akiba_001.jpg 東京リサイクル市民運動の会による救援物資支援の取り組み

 クレバリー1号店が「平常時と比べるとまだ少なめですが、徐々にお客さんが増えてきたと感じています」と話すとおり、震災後数日は人通りが極端に少なかった秋葉原電気街も、1週間が経過して賑わいが回復しつつある。18日には秋葉原UDX敷地内で、東京リサイクル市民運動の会による被災地への救援物資の支援受け付け会場が設けられ、多数の人が物資を届けるなどの取り組みも見られた。

 ただし、各ショップではPCパーツ以上に、乾電池や懐中電灯、携帯ラジオなどの需要が増大している様子だ。店舗前に「乾電池は単4のみ取扱いございます。」と書かれた張り紙を掲げていたTSUKUMO eX.は「計画停電の実施もあって、停電中に役立つアイテムをお買い求めに来られる方が非常に多いです。ただ、我々はPCパーツショップなので、すべてのニーズは満たせません。もとから扱っている単4電池も在庫切れが心配になる勢いです」と話していた。

 停電時にバックアップ電流を流すUPS(無停電電源装置)を急きょ取り寄せるショップも多かった。UPSがあれば、停電時にデータを保存しながら正しく電子機器の電源を落とせるほか、停電回復時のノイズをブロックするため、機器が壊れる心配もなくなる。

 フェイス秋葉原本店は「レコーダーやNASなどに使う方が多いようです。法人の方を中心に750VAの大容量タイプもサーバ用としてけっこう売れています。ただ、どれだけ大容量でも3時間持たせるような用途のアイテムではないので、機器の終了と起動作業が必要になるのは覚えておいてください」と話す。

 なお、UPSには安価で流通量の多い矩形波(くけいは)タイプと、やや割高な正弦波タイプがある。矩形波タイプなら1万円弱から選べるが、PCとは組み合わせられない場合が多い。ドスパラ パーツ館は「最近の電源ユニットは電力のノイズをカットするアクティブPFC回路を採用しているモデルが多いんですよ。矩形波タイプは正常に動作しなかったり最悪故障を招く恐れがあるので、PCに使うなら正弦波タイプを選んでください」と注意を呼びかけていた。

 電源関連のアイテムの需要が増大しているところ、意外にも潤沢に並んでいたのは充電池のエネループだった。パソコンハウス東映は「エネループもフル充電の状態で出荷されているので、普通の電池として使えますが、やっぱり価格だけでみると割高に思えるのでしょう。品薄でも使い切りタイプの単1や単2電池を探して回る人が多いように思います」と語った。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpgog_akiba_004.jpg TSUKUMO eX.前のPOP。店内の節電状況についても説明している(写真=左)。ドスパラ パーツ館の目立つ場所に並んだUPS各種(写真=中央)。パソコンハウス東映に並ぶエネループ(写真=右)

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