「VAIO F(3D)」徹底検証(前編)――さすがに“4倍速フルHDの3D映像”は格が違った2DのBlu-rayも地デジも3D変換(4/4 ページ)

» 2011年03月23日 11時15分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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S-FORCE Front Surround 3Dに対応

 3D立体視を存分に楽しむため、サウンド面にもこだわっている。バスレフ型のステレオスピーカーを内蔵し、ソニー独自のバーチャルサラウンド技術である「S-FORCE Front Surround 3D」に対応するのだ。高精度な空間音響処理技術により、音の定位がはっきりした臨場感あるサウンドが味わえるのはうれしい。

 S-FORCE Front Surround 3Dがオフのままでも、ノートPCとしては低音の再生能力もあり、かなりメリハリの効いたサウンドが楽しめる印象だが、映画などのコンテンツではバーチャルサラウンド機能をオンにしたほうが、より音の定位が明確になる。例えば、俳優や女優の声と周囲の環境音、遠くから何かが近づいてくるような音などがはっきり区別され、より臨場感が増す。

 なお、バーチャルサラウンド技術に関しては、ドルビーの「Dolby Home Theater V3」にも対応しているので、どちらか好きなほうを選べる。傾向としては、S-FORCE Front Surround 3Dのほうが定位感がクッキリとして、派手さがあるが、ソースによって印象は変わるので、コンテンツごとに聞き比べてみるのも面白いだろう。

バーチャルサラウンド技術は「S-FORCE Front Surround 3D」と「Dolby Home Theater V3」の2種類の音響効果に対応。「VAIO」の設定ではそれぞれの簡単な解説を確認でき、有効/無効を選べる(同時利用は不可)


 以上、VAIO F(3D)のボディと3D立体視機能を中心に見てきた。近日公開予定のレビュー後編では、第2世代Core i7+外部GPUのパフォーマンスやキーボード、タッチパッドなどをチェックしていく。

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