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» 2011年03月25日 10時00分 公開

本田雅一のハイスピード・ワイヤレス・チャンネル:第12回 WiMAX Speed Wi-Fiの新基準──Wバッテリーで10.5時間動作「URoad-9000」の実力検証 (1/2)

WiMAXルーター“WiMAX Speed Wi-Fi”は、電源を入れっぱなしにして運用すると、より使い勝手がいい。これまでの機器になかった円形デザインとWバッテリーで10.5時間動作の新モデル「URoad-9000」の使い勝手を検証しつつ、WiMAX内蔵パソコンを含めた新生活向けの利用シーンを考察する。

[本田雅一,PR/ITmedia]
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WiMAX Speed Wi-Fiの新モデル「URoad-9000」を検証

photo 直径8センチの円形デザインを採用したWiMAX Speed Wi-Fiの新モデル「URoad-9000」。

 前回まで、UQコミュニケーションズ野坂社長のインタビューを実施した。印象的な言葉が多数あったが、中でもiPadとともにもっとも多く売れたモバイルルーターがWiMAX対応機器だったという話は、野坂氏に大きな自信を与えたようだ。

 社長就任直後にインタビューした際にも前向きな発言が多かったが、今回のインタビューは特に自信に満ちたものだった。新世代通信サービスのライバルとされるLTEサービスがスタートしたことをむしろポジティブにとらえ、「リーズナブルな料金でモバイル通信を利用できることはもちろん、配線や工事、大がかりな設備も必要なく、すぐに高速インターネットが利用できるようになる点をより訴求する」など、モバイルWiMAXを売り込むチャンスと捉えているとのコメントは事業が順調な方向へと動いていることを伺わせるものだった。

 さて、そうした中、2010年末に登場したNECアクセステクニカ製に続いて魅力的なWiMAX Speed Wi-Fi(WiMAXルーター)「URoad-9000」(シンセイコーポレーション製)が登場した。

 シンセイコーポレーションは、国内WiMAXサービスの初期よりWiMAXルーターを投入してきた経験値の高いメーカーだが、従来のモデルはどちらかと言えばスタイリッシュさには定評があったものの、バッテリー持続時間がもっと長ければというユーザーの要望も多かった。

 しかしURoad-9000は、過去の製品にあった課題を整理して製品パッケージングに上手に反映した、使いやすそうな良作に仕上がっている。現在のところUQコミュニケーションズのWeb販売と家電量販店のビックカメラが展開するWiMAXサービス「BIC WiMAX SERVICE」での取扱となるが、その使いやすさはエリア拡大が続くWiMAXを、さらに使いやすいものにしてくれるはずだ。

バッテリーが2個は扱いにくい? 答えはノー! すごく便利

 URoad-9000は特徴的な円形デザインのボディを採用し、視認性の高い高精細なモノクロ有機ELディスプレイを搭載するなど、最新モデルにふさわしい機能性を有している。下り最大40Mbpsの通信速度など、通信まわりのスペックはほかのWiMAX Speed Wi-Fiとほぼ同じだ。

photophoto 大容量バッテリー装着時(左)は厚さ24.5ミリで重量約140グラム、標準バッテリー装着時(右)の厚さは約18ミリで重量は約102グラムとなる

 昨今のポータブルルーター機器に期待されるスペックや機能は似通う傾向にあり、安定して動作するのであればそれで十分という方は多い。違いがあるとすれば、バッテリーでの動作時間だ。バッテリーが長持ちする仕様は、昨今のポータブルルーターにおいて優先順位の高い評価ポイントになっている。

 しかし実際に使ってみると、製品ごとに使いやすさの違いが歴然としてある。結論から言えば、僕はこの製品がとても気に入った。今回の記事を読むと非常にポジティブな印象を持たれると思うが、それは筆者自身の想いそのものだと思って頂いて構わない(ただし、ストレートに評価してしまうと少しマイナスイメージを持つ人も少なからずいるとは思う)。

 本機を特徴付けているのは、珍しい円形デザインと約10.5時間というバッテリー動作時間だ。この値はNECアクセステクニカ「AtermWM3500R」の8時間をかなり上回る……と見えるが、実は標準と大容量、2つのバッテリーが付属し、これを交換して使うことで10.5時間使えるという意味となっている。

 大容量バッテリーの連続使用時間は約7時間だ。バッテリー交換なしで比較するとWM3500Rより少し短いことになるのだが、実はあまり大きな問題ではない。実際の利用環境ではスペックほどの差はないからだ。

 むしろ、この2個のバッテリーというのがとても使いやすいのが気に入った。ポータブルルーターに限らず、一般的な小型の電子機器でバッテリーを複数個管理するのは意外に面倒だ。多くの場合、バッテリーの充電は本体へ装着して行う手段のみとなるので、バッテリーを装着して充電しつつ、2個目のバッテリーの充電も1個目が充電されるのを見計らって交換しなければならない。

 ところが、本機はバッテリーを単体で充電できる専用充電器が付属し、Micro USB端子を通じて供給される電力で標準、大容量ともに充電できる。つまり片方は本体に装着してもう片方は専用充電器にセットしておけば、面倒なく両方満充電状態で出かけられるのだ。

photophoto 標準/大容量、計2つのバッテリーが付属する。標準バッテリーは3.7ボルト/1350mAhで単体29グラム(装着時実測で102グラム)、大容量バッテリーは3.7ボルト/2700mAhで単体57グラム(装着時140グラム)。バッテリー単体で充電できる専用充電器も付属するので、Wバッテリーでの運用が非常に使い勝手がよい。質のよいストラップも付属する

 給電用のACアダプタは1個しか付属しないが、それも問題ない。PC本体などのUSB端子を利用して、USB充電できるからだ。筆者の場合、URoad-9000に大容量バッテリーを装着して自宅ではPC本体でUSB充電。標準バッテリーは付属ACアダプタ+専用充電器で充電する方法で運用している。

 このようにバッテリーを2個使って運用するにしても、結局は1個づつでしか使い物にならないかも……と思っているなら、本機は専用充電器があるので違いますよとお伝えしておきたい。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年3月31日