イマイタレビュー“省電力”セレクションイマドキのイタモノ「特別編」

» 2011年03月25日 10時55分 公開
[ITmedia]

自作PCだから究極の性能も極限の省電力も実現可能

 現在、東日本では電力供給不足の状況が続いており、計画停電の実施や節電の呼びかけなど消費電力の抑制にすべての人が取り組んでいる。こういう状況で、自作PCユーザーの中には、「省電力パーツを集めてDIY!」という声も聞こえてきている。

 ここでは、これまでの“イマイタ”レビューで紹介してきたPCパーツから、消費電力が低いCPUやGPUのレビュー記事を集めてみた。中には1年以上前に掲載したレビューもあるが、バリュークラスの製品は“店頭流通寿命”も長いので、あえて紹介している。

 メーカー製のデスクトップPCは“おとなしい”モデルが主流となったいま、パワフルな性能を極限まで追求できるのが自作PCの優位性であって、そこが趣味としても実益としても大いに興味あるところであるのは、これからも変わらない。

 その一方で、ぎりぎりまで消費電力を減らした上で、馬力の必要な処理に挑むことも自作PCなら可能だ。要は自分の腕と知識でなんとでもできるのが自作PCであって、それがPCを趣味とするユーザーにとって大変面白いのだ。

 性能を極限まで追求するとともに、自作PCだからこそできる、究極の省電力にも、ぜひぜひ、トライしていただきたい。

省電力“イマイタ”レビューセレクション

“性能電力比”は向上したか?――GTS 450を強化した「GeForce GTX 550 Ti」を検証せよ

 「GeForce GTX 550 Tiが発表された。GeForce GTS 450の“500”世代でGTSからGTXとなり、さらに“Ti”となった最新ミドルレンジGPUの“効率”を計測してみよう」

 NVIDIAで最新の1万円台GPUだ。消費電力はGeForce GTS 450からわずかに増えたものの、性能は大幅に向上している。「性能対消費電力」は改善したといえるだろう。

「Zacate」は“いい”mini-ITXマザーボードになれるのか

 「Fusionの省電力モデル“Zacate”ことAMD Eシリーズを搭載するマザーボードが市場に登場してきている。その多くはmini-ITXだが、その性能はどうなのか?」

 省電力デスクトップ自作PCとなると、mini-ITXフォームファクタ対応マザーボードに注目だ。このレビューでは最新の“Zacate”採用モデルとインテルプラットフォームのMini-ITXマザーボードで、性能と消費電力を比較している。

「GeForce GTX 560 Tiのオーバークロックモデル」は“みんなが喜ぶ”グラフィックスカードか?

 「NVIDIAは、1月25日にGeForce GTX 560 Tiを発表した。価格性能比でヒット製品となった「GeForce 8800 GT」の再来をねらうGPU、とNVIDIAが訴求するその実力は?」

 こちらは、NVIDIAで最新の2万円台GPU。メインストリームモデルで性能を重視しつつ、省電力も意識している。オーバークロックモデルが多いGPUだが、定格設定で消費電力を抑えることも可能だ。

年の初めは“Sandy Bridge”をグリグリと走らせた

 「“Sandy Bridge”と呼ばれる第2世代のCore iシリーズが間もなく“正式”に発表されるといううわさ。が、その発表前の新年早々から新世代CPUの性能を検証してしまった!」

 Sandy Bridgeこと「第2世代 Core プロセッサー・ファミリー」は、性能と省電力のバランスを最適化した「グラフィックスコア統合プラットフォーム」という側面も持つ。B3ステッピング対応マザーボードがようやく出荷されつつある今、Sandy Bridgeに挑戦するのもいいのではないだろうか。

ついに“Fermi”も1万円台!──MSI「N450GTS CYCLONE 1GD5/OC」でGeForce GTS 450の費用対効果を知る

 「NVIDIAのFermi世代のGPUがようやく1万円台で手に入る。ユーザー数が最も多いというこの価格帯でFermiを使うメリットはなにか? 」

 GeForce GTS 550 Tiの登場で、旧世代となったGPUだが、絶対的な消費電力量という意味では依然として有効な選択肢となる。その性能をもう一度確認しておこう。

残暑が厳しい! ならば、高性能CPUクーラーを買うぜ!(後編)

 「長いんだか短いんだかよく分からない2010年の夏休み。終わっちゃった人もこれからの人も、CPUクーラーを買うならチェックしてほしいバイヤーズガイド」

残暑が厳しい! ならば、高性能CPUクーラーを買うぜ!(前編)

 「台風一過のお盆休み、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。「外に出ないでPCと濃密に過ごすぜ!」という自作PCユーザーに、イマドキのCPUクーラーバイヤーズガイドを贈ります」

 供給電力の不足は、これからしばらく続く見込みで、2011年の夏も計画停電を実施するといわれている。空調が使えない部屋でPCを安定して動かすために、クーラーユニットの復習をしておこう。

ASUS「M4A88TD-V EVO/USB3」で“AMD 880G”を試す

 「AMD 880Gは、エントリークラスのマザーボードを想定した新世代チップセットだ。動作クロックが上がった統合グラフィックスをメインにその“戦力”を探る」

チップセットでSATA 6Gbpsをついにサポート! AMDの「AMD 890GX」をぐりぐり試す

 「予想以上の速度で普及しそうな勢いのSerial ATA 6Gbps。AMDはその最新機能を“競合”に先駆けてチップセットに統合した。その有効性はいかに?」

 AMDのグラフィックスコア統合型チップセットを搭載したマザーボードのレビュー。登場してから時間が経っているが、省電力CPUとマザーボーを基幹としてPCを構成する場合、AMDプラットフォームではこれらのチップセットを選択することになる。

「なんだって7割」──Radeon HD 5570の微妙な立ち位置を考える

 「1週間前に登場した“5450”に続いて“5570”が発表された。上に“5670”がいるというギチギチの1万円以下級ラインアップで、このGPUに求められる役割とは?」

1万円台で買える「Radeon HD 5670」でDirectX 11時代の性能をチェックする

 「AMDから開発コード名“Redwood”こと「Radeon HD 5670」が発表された。「100ドル」ラインアップをカバーする“みんなの5000番台”が発揮する性能に迫る」

 こちらも、登場したから時間がたっているが、AMDのバリュークラスGPUとして依然として有効な選択肢となる。最近では、Radeon HD 5400を搭載したグラフィックスカードも積極的にリリースされている。

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